ページID:63154更新日:2023年1月20日

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知事臨時記者会見(平成26年11月4日火曜日)

本館2階特別会議室

11時05分から

発表事項

  • 災害時における給油所地下タンク備蓄燃料の供給に関する協定の締結について
    • 山梨県石油協同組合との共同会見

資料

 

災害時における給油所地下タンク備蓄燃料の供給に関する協定の締結について

知事

ただ今、山梨県石油共同組合と山梨県との間で「災害時における給油所地下タンク備蓄燃料の供給に関する協定」を締結することができました。大変うれしく思っております。今回の協定締結に向けて御尽力をいただきました、関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。

2月の大雪災害の際には、中央自動車道、国道20号をはじめとする、主要な幹線道路をはじめといたしまして、中央線、身延線も断たれたということなりました。県外からの燃料の供給が不可能になったわけでございます。しかし幸いにも、一般県民の自動車利用が少なかったために、県内の各ガソリンスタンド等にある燃料で賄うことが何とかできたということでございまして、大きな混乱は起こらなかったわけでありますが、燃料の安定的な供給が大変重要な課題であるということが改めて浮き彫りになったものでございました。

今回の協定では、県内の燃料拠点となる中核サービスステーション及び小口配送拠点におきまして、平時から燃料を備蓄していただきまして、それを救助や救命にあたる緊急車両や災害拠点病院などの災害対策上重要な施設に供給していただくものでございます。負傷者等の救出など県民の命を守る上で、大変有意義な、大事なことだと思っているところであります。

この度、山梨県石油協同組合の皆様に、こうした形で災害時の支援に御協力いただけることとなりましたことは、本県の防災対策の充実に大きく寄与するものと、大変心強く感じているところであります。

山梨県石油協同組合の皆様方におかれましては、本日の協定締結に感謝を申し上げますと同時に、今後も本県の防災対策への更なる御理解と御協力をお願い申し上げまして、御礼の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

山梨県石油協同組合理事長

この度、山梨県と大規模災害発生時に備えて、防災対策上重要な車両及び施設に備蓄燃料を供給する協定が締結され、県民生活に寄与することができるものと確信をしております。この協定は東日本大震災の教訓を元に、大震災時における燃料の確保を図ったものであります。震災時には、ライフラインといわれる、都市ガス、電気、水道、鉄道、道路、全て機能を断たれてしまいました。私ども給油所、LPガス等はすぐに対応することができました。また災害時には、食料品と同様に、ガソリン・灯油が最も必要とされました。そのため当組合は、大規模災害の発生時に備えて県内の給油所の中から、緊急車両等、また災害拠点病院などの重要施設への燃料供給のため、中核サービスステーションを14ヶ所、小口配送拠点の油槽所・配送センター等8ヶ所を指定し、万全を期しております。この新たな協定により、指定施設には石油製品を常時確保しておきますので、緊急時には円滑に供給できるものと信じております。

私ども山梨県石油協同組合は県民の尊い生命を守る、あるいは財産を守るため、官民協力して石油製品の安定供給に努力して参りたい、このように考えています。

最後に山梨県をはじめ関係機関の御指導、御協力をいただき、今後活用を十分にしていきたい、このように考えています。よろしくお願い申し上げます。

<質疑応答>

記者

中核サービスステーションが14ヶ所、小口配送拠点が8ヶ所ということであるが、備蓄の量としてはどのくらいになるのか教えていただきたい。

山梨県石油協同組合理事長

給油所の地下タンクは大体10,000リットル単位で数本設置していますが、2,500リットルを確保しておいて、有事の際には供給していくことになっています。油種ごとには、中核サービスステーションではガソリン2,500リットル、軽油2,500リットルとなります。また小口配送拠点では灯油7,000リットル、軽油6,000リットル、重油7,000リットルをそれぞれの施設で確保しています。

記者

中核サービスステーションの立地はどのようになっているのか教えていただきたい。

山梨県石油協同組合理事長

立地は県下全部に広がっていますが、基本的には警察や消防、これが緊急車両になりますので、この近くにあるということを前提に選定しています。警察署・消防署の大体1キロメートル以内にある給油所を指定して有事には供給できる体制を整えています。

記者

協定の中の費用で「備蓄にかかる経費は県負担」とあるが、備蓄に関しては例えば消費期限というようなものはあるのか、保管用の費用等の内容について教えていただきたい。

山梨県石油協同合理事長

地下タンクの中を仕分けするわけにはいかないので、数量を常に持っているという形で(備蓄していて供給するときは)、その時の価格になってしまうことになると思います。今ガソリン価格が上がっている、下がっているとかそういうことを考慮せずに、燃料を備蓄したときの価格であっても、供給するときには違う価格になると思います。その時の時価というように理解をしていただきたい。

 

(以上)

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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