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ページID:65050更新日:2015年3月3日

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誘因法によるニホンジカの捕獲に成功しました

誘因法によるニホンジカの捕獲実験について過日ご紹介しましたが、今日は誘引されたニホンジカを実際に捕獲しました。

これまで何度か捕獲を試みましたが、天候などの影響で捕獲に至りませんでした。誘因餌はぬれてしまうと、シカの嗜好性が低下してしまいます。今回は前日から晴天となったことから、前日の午前中に給餌したところ、日付が変わった深夜1時にわなにシカが進入し、捕獲に成功しました。ニホンジカは警戒心の強い動物ですが、十分に餌付かせればこのように短期間で捕獲が可能であることが確認できました。

また、わなの入り口を閉鎖する仕掛けは、今回は踏み板を踏むことで入り口が落下する方式を用いました。踏み板を設置したところ、シカが警戒してしまったため、踏み板を設置しながらも作動はさせない(仕掛けの一部の線を外しておく)期間をもうけました。これによって、徐々にシカの警戒心を解くことができ、今回の捕獲につながりました。すなわち、仕掛けは早い時期に設置してシカを慣らす重要性を確認できました。

今後も捕獲を続け、問題点の抽出や改良に努めたいと考えております。

(森林保護科 飯島)

 

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