更新日:2020年8月14日
ここから本文です。
一般社団法人日本腎臓学会が制作した、新型コロナウイルス感染症と腎臓病についての動画リーフレットのご紹介です。
こちら↓のPDFにあるQRコードを読み取ると、動画サイトにつながりますので、ご活用ください。
新型コロナウイルス感染症と腎臓病 ー患者さんとご家族にお伝えしたいことー(PDF:159KB)
全国で約1330万人(成人の8人に1人)と推計されており
「新たな国民病」といわれるほど身近な病気です。
どんな状態?
次の1.2.のいずれか、または両方が3ヶ月以上続いた状態です。
1.たんぱく尿など腎臓の異常がある
2.糸球体ろ過量(GFR(eGFR))は60未満に低下している
糸球体ろ過量(GFR(eGFR)):腎臓の機能を表す指標です。
放っておくとどうなるの?
残念ながら腎機能がある程度まで低下してしまうと、腎臓はもとに戻ることはなく、
腎不全となり透析や腎移植になる危険性があります。透析は一生続ける必要があります。
CKDの症状は?
CKDの初期は、ほとんど自覚症状はありません。そこがCKDの怖いところで患者が増えている原因でもあります。
貧血、疲労感、むくみなどの症状が現れたときには、病気がかなり進行している可能性があります。
CKDを早く見つけるためには?
定期的に健康診断を受けることが早期発見につながります。
尿たんぱく・血尿:尿検査で判定
血清クレアチニン値:血液検査で判定
糸球体ろ過量(GFR(eGFR)):血清クレアチニン値・年齢・性別から算出
腎臓の働き(糸球体ろ過量)の計算はこちら
→「腎機能をチェックしましょう」(日本腎臓病協会:外部リンク)
腎機能の異常が発見されたら、早期に受診をして、適切な治療を受けましょう。
CKDになりやすい人は?
年をとると腎機能は低下していくため、高齢者になるほどCKDになりやすくなります。
高血圧、糖尿病、コレステロールや中性脂肪が高い(脂質代謝異常)などの生活習慣病や
メタボリックシンドロームはCKDの発症のリスクを高めることがわかっています。
誰もがかかる可能性のある病気なのです。
「J-CKDI日本慢性腎臓病対策協議会ホームページから引用」
CKDを予防するためには?
生活習慣の改善が重要です。
塩分や脂肪をとりすぎないようにしましょう。
肥満、運動不足の解消に努めましょう。
節酒、禁煙に努めましょう。
十分な睡眠をとり、ストレスをためないことも大切です。
また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある人は、医療機関を受診してきちんと治療をしておきましょう。
山梨県内施設の透析患者の推移
出典:日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現状」より引用、改変 |
都道府県別人工透析患者(人口10万対)(平成25年度)
出典:日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現状」より引用、改変 |
糖尿病性腎症による新規透析患者数(平成22年度都道府県別:人口10万対)
出典:厚生労働省「健康日本21(第2次)の推進に関する資料」
病診連携システムについて病診連携システムとは
山梨県のCKD対策推進に御協力いただける、かかりつけ医の先生方を「病診連携医」として認定し、 腎臓専門医の先生方と協力して診療をしていただくシステムです。
■病診連携医リスト(令和2年4月1日現在)
病診連携医とは山梨県が行う研修会に参加され、CKD対策の推進に賛同・協力していただける、かかりつけ医です。 腎臓専門医と連携して治療を行います。
病診連携紹介基準 |
山梨県のCKD対策推進にご協力をいただけるかかりつけ医の先生方を「病診連携医」として認定し、
腎臓専門医の先生方と連携・協力して診療していただくシステムです。
腎臓専門医が記入し、病診連携医にお渡しする用紙です。
必要時ダウンロードしてお使いください。
CKD病診連携医(かかりつけ医)から腎臓専門医療機関に紹介する際の紹介状のひな型です。
必要時ダウンロードしてお使いください。
「世界腎臓デー」(3月の第2木曜日)に併せた市民公開講座(3月5日開催予定)は、国内における新型コロナウイルスに関連する患者の発生が継続している状況を鑑み、次の理由により中止することといたしました。
中止の理由:本公開講座について想定される来場者は、慢性腎臓病や糖尿病などの基礎疾患を有する方やそのご家族が見込まれ、基礎疾患のある方に感染した場合、重症化するリスクが高いことから、こうした方々が集まる機会を避けることとしました。
腎臓専門医への連携方法、基準 |
病診連携医認定医証を持つ医師のリスト |
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページに関するお問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
Copyright © Yamanashi Prefecture.All Rights Reserved.