更新日:2020年8月4日
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熱中症は、室内でも多く発生しています。夜も注意が必要です。
熱中症は、例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。
雨の合間の突然気温が上がった日や梅雨明けのよく晴れた気温が高い日、曇っていても湿度が高い蒸し暑い日は特に注意が必要です。
熱中症は生命に危険をおよぼす可能性がありますが、予防法を知っていれば防ぐことができます。一人ひとりが、熱中症予防の正しい知識をもち、自分の体調の変化に気をつけるとともに、周囲の人にも気を配り、予防を呼びかけ合って、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
*暑さ指数(WBGT):熱中症予防のための指標暑さ指数(WBGT)は、1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です。熱中症予防のための指標として用いられ、熱中症の危険を判断する数値として提供されています。
下記を参考としてください。
山梨県内10地点暑さ指数実測値地図 (環境省熱中症予防情報サイトより 5月13日~10月14日情報提供)
熱中症は、高温多湿な環境下で、からだの水分や塩分などのバランスが崩れてしまい、体温調節がうまくいかなくなることからおこる不調で、生命の危険を伴うこともあります。
例年5月から、熱中症になる人が増え始めます。2019年度、山梨県で熱中症により救急搬送された人員の累計は489人、年齢層で一番多いのは65歳以上の高齢者(全体の50.0%)です。また、発生した場所で一番多いのは住居(全体の37.8%)であり、休校やテレワークなど自宅にいる時間が長くなった今、家の中でも喚起をしながらエアコンを上手に使った温度調整が必要です。
また、新型コロナウイルス感染症の予防としてマスクを着用する機会が増えました。マスクの着用により、体内に熱がこもりやすくなる、口の渇きを感じにくくなる、マスクを外したくない思いから水分補給を避けてしまうなど、熱中症のリスクを高める可能性があります。一人で部屋に居るときや、外出時も人がいないときなど、マスクを外す時間を設けましょう。
脱水症状は熱中症を引き起こすだけでなく、摂取した栄養素を造血細胞に届けることができずに免疫低下へとつながり、ウイルス感染のリスクも上昇します。
暑い日が続く時期となり、「新型コロナウイルス感染症予防」と「熱中症予防」を両立するために、例年以上に注意が必要になります。
環境省と気象庁による、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、令和2年7月1日~10月28日に関東甲信地方の1都8県で「熱中症警戒アラート(試行)」の発表を先行実施いたします。
・県内の暑さ指数(WBGT)予測地点のいずれかにおいて、最高暑さ指数を33℃以上と予想した日に発表されます。(前日から予想された場合は、前日17時にも発表。)
・伝達方法は、気象庁の防災情報システムを通じて各自治体や報道機関などに発表されます。また、同時に「気象庁のウェブサイト」及び「環境省熱中症予防情報サイト」に掲載されます。
・令和2年度の先行実施を検証し、令和3年度から全国で本格運用を開始予定です。
環境省は、令和2年7月31日(金)より、LINE公式アカウント「環境省」を開設し、熱中症予防対策の情報配信を行います。
LINE公式アカウントに友だち追加していただくことで、令和2年7月31日(金)~同年10月28日(水)の間、熱中症警戒アラート(試行)が発表された際に情報を受け取ることができます。
公式アカウントは次のとおりです。 ⇒ アカウント名:環境省
LINE ID :kankyo_jpn
QRコード :
利用方法など、詳細については、環境省ホームページをご覧ください。⇒ https://www.env.go.jp/press/108260.html
室内で熱中症になる高齢者が目立ちます。室内に温度計を設置し、暑さは感覚だけでなく目で見てわかるようにすることが必要です。
28度を越えた時は、扇風機やエアコンなどを使用して部屋の温度を調整しましょう。
また、こまめな水分補給も大切です。
子どもは、発汗機能が未熟なため高温環境では熱中症になりやすいので注意が必要です。短時間でも車の中に一人にしないようにしてください。自分で意思表示ができないのでまわりで気をつけることが必要です。
熱中症による救急搬送人員について、2019年5月から9月の確定値を取りまとめましたので、その概要を公表します。
2019年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況(PDF:588KB)
紫外線の浴びすぎは健康への影響があります。
急性の影響は日焼け、雪目等です。
慢性の影響は皮膚のシワ、シミ、、皮膚ガン、白内障等です。
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