ページID:2500更新日:2023年6月27日
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がんは、昭和56(1981)年から我が国における死因の第1位であり、平成27(2015)年には、年間約37万人が亡くなり、厚生労働省によると、生涯のうちに、約2人に1人ががんに罹患し、そのうち3人に1人が働く世代であると推計されています。
平成19(2007)年4月には、がん対策の一層の充実を図るため、「がん対策基本法」(平成18年6月23日法律第98号)が施行され、この基本法に基づき同年6月には、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「がん対策推進基本計画」が策定されました。
県は、平成20年3月、国の推進基本計画を基本とし、地域の状況等を踏まえて「山梨県がん対策推進計画」を策定し、がん対策を推進してきました。
平成28(2016)年の基本法の一部改正により、基本理念に「がん患者が尊厳を保持しつつ安心して暮らすことができる社会の構築を目指し、がん患者が、その置かれている状況に応じ、適切ながん医療のみならず、福祉的支援、教育的支援その他の必要な支援を受けることができるようにするとともに、がん患者に関する国民の理解が深められ、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること。」が追加され、県では医療・福祉資源を有効に活用し、県民の視点に立ったがん対策を実施することが求められています。
県では、これまで「山梨県がん対策推進計画(第2次)」に基づき、総合的かつ計画的にがん対策を推進して参りましたが、この度、計画期間が満了することから、国の「第3期がん対策推進基本計画」を基本とするとともに、本県のがん医療の状況等を踏まえ、第2次の計画を見直し、新たな課題への対応を加えた、「山梨県がん対策推進計画(第3次)」を策定しました。
平成30(2018)年度から令和5(2023)年度までの6年間
1 科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
~がんを知り、がんを予防する~
2 患者本位のがん医療の実現
~適切な医療を受けられる体制を充実する~
3 尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
~がんになっても自分らしく生きることのできる地域共生社会を実現する~
山梨県がん対策推進計画(第3次)は、こちらからダウンロードできます。
(参考)
山梨県がん対策推進計画(第3次)のアクションプランはこちらです。
(参考)過去の山梨県がん対策推進計画アクションプラン
山梨県がん対策推進計画をより具体的に推進するため、アクションプランを策定しました。
平成21年度に策定したアクションプランを見直し、平成22年度版を作成しました。
平成24年4月1日に「山梨県がん対策推進条例」が施行されたことに伴い、条例の趣旨を踏まえ、早期に実施すべき事業を追加した平成24年度版のアクションプランを作成しました。
第2次計画に基づくアクションプランを作成しました。
平成26年度版のアクションプランを作成しました。
平成27年度版のアクションプランを作成しました。
平成28年度版のアクションプランを作成しました。
平成29年度版のアクションプランを作成しました。
国では、がん対策基本法(平成19年4月施行)に基づき、がん対策を総合的かつ計画的に推進するための「がん対策推進基本計画」を平成19年6月に策定しました。
第1期基本計画では、がん診療連携拠点病院の整備、緩和ケア提供体制の強化及び地域がん登録の充実が図られました。
平成24(2012)年に策定された第2期基本計画では、小児がん、がん教育及びがん患者の就労を含めた社会的な問題等への取組が盛り込まれ、平成27(2015)年12月には、取組が遅れている分野の強化を図るため、「がん対策加速化プラン」が策定されました。
平成30(2018)年に策定された第3期基本計画では、「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。」ことを目標とし、「がん予防」、「がん医療の充実」及び「がんとの共生」の3本の柱に沿った総合的ながん対策が推進されたほか、新たな課題として、AYA(Adolescent and Young Adult)世代(思春期世代と若年成人世代)のがん、高齢者のがんといったライフステージに応じたがん対策やがんゲノム医療の推進等が盛り込まれました。
令和5(2023)年3月には、これまでの課題と現状を踏まえ令和5(2023)年から令和10(2028)年を実行期間とする第4期基本計画が策定されました。