トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 平成24年度知事会見 > 知事臨時記者会見(平成25年3月29日金曜日)
ページID:55323更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 14時10分から
発表事項
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知事
ただ今、都留市と山梨県で、都留市が行う健康科学大学看護学部の誘致に関し、協定を締結したところであります。
都留市は、かねてから「教育首都つる」ということをまちづくりのスローガンに掲げて、実現しておられるわけでございます。そういう中で谷村工業高等学校と桂高等学校が統合再編される。そのことに伴って桂高等学校の敷地及び建物等が使われなくなるわけでございますので、ここに看護系の大学を誘致するという計画をお立てになり、推進してこられたわけでございます。
県と致しましても看護系大学が郡内地域にできるということは、看護師が非常に不足している状況でございますので、大変望ましいことと我々としては応援しなければならないと思っているわけであります。
そこで、このたび看護系の大学の設置に必要な建物そして土地等について、譲渡するための協定を締結させていただいたということでございます。
この看護大学の設置の計画がスムーズに進みまして、「教育首都つる」がさらに一層大きく前進すると同時に、郡内地域における看護師不足に貢献されるように私どもとしては期待しているところでございます。
本日は誠にありがとうございました。
都留市長
まず、このたび桂高等学校の2号館の耐震工事によりまして、総合制高校移行までの間、在校生の安全と安心が確保されましたことを心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
お話しがございましたように、都留市の歴史を振り返ってみますと、昭和28年に山梨県の県立臨時教諭養成所が都留市にできまして、それが2年後に廃止になるということがありました。その時に恒久的な高等教育機関の設置を求める市民の声が澎湃(ぼうはい)として沸き上がりまして、そのエネルギーが昭和30年の都留市立短期大学の誕生になり、その後、35年には不可能とも思われた4年制の都留文科大学へ移行し、発足したわけであります。その後、そうした市民の思いとか、そしてまた叡智とか不断の努力が、今日の教育系では日本でも有数のブランド力を持つ大学にまで育て上げてきたと思います。
今回の桂高等学校と谷村工業高等学校の統合再編につきましては、そうした意味では、本市にとっては60年ぶりに迎えた大変なピンチとも捉えられるわけでありますけれども、これまでの桂高等学校の関係者の皆さま方の思いを真摯に受け止めて、都留市でもそうしたピンチをチャンスに変えるべく、看護系大学を誘致しようと決定させていただき、事業法人を募集致しましたところ、このたび、富士河口湖町にて健康科学大学を運営しております富士修紅学院から応募がございまして、それを選考委員会へかけまして、適格な法人であると答申をいただいて、事業候補者として決定させていただきました。
このあと、その同法人と基本協定締結の調印式をするわけでありますけども、それに先立ちまして、本市が山梨県から統合再編の桂高等学校の跡地並びに施設を譲り受けまして利活用していく、そしてまた、県政の喫緊の課題でもございます看護師の確保対策、それからいわゆる地域間の格差是正と言うのでしょうか、そういうものに大きく貢献すると期待しているところでございます。
この看護学部の誘致につきましては、山梨県と相互協力して取り組むという項目もこの協定書には入れさせていただいているところでございます。横内知事には、そうした諸事情をご賢察いただいて、大変ご配慮いただきましたことをこの場をお借りしまして、お礼申し上げる次第でございます。
本市もそうしたご厚情やご期待に応えるべく、事業者ともども決意と覚悟を持って、取り組みを進めて参りたいと思いますので、どうか引き続きのご支援とご協力いただきますようお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただく次第でございます。
本日は本当にありがとうございました。
(以上)