ページID:64985更新日:2015年2月26日
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平成27年2月20日、専門研修「UAVを用いた地上観測技術」を開催しました。
「UAV」は「Unmanned Aerial Vehicle」の略称で、通常の「有人航空機」に対する用語で、「無人航空機:人が乗っていない航空機」全般を指す言葉です。日本では、主に測量や環境調査の分野で精力的な利用がされ始めており、今回の研修ではUAVを用いた地上観測技術について、講義と実機を用いたデモフライトを実施しました。
講義では、日本ではまだ馴染みの薄いUAVについての解説、UAVを用いた写真の撮影から図化までの実際の手順について講義を行いました。デモフライトでは、実機を使った地上撮影から3Dデータの作成までを行い、その結果を受講者に見ていただき、観測精度の高さを実感していただくことが出来ました。
UAVの基本的能力は「物を積んで飛ぶ(運ぶ)」という非常に単純なものですが、目的によって「積む物」を変えることで様々なニーズに対応する非常に汎用性の高いものです。今後は森林の資源量調査、自然環境保全、自然災害現場のモニタリングなど様々な分野でUAVの活躍が期待されています。
本研修を実施するにあたり、昭和測量株式会社様に多大なご協力を頂きましたことを感謝申し上げます。
(経営機械科 大地)