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ページID：63538更新日：2014年12月1日

「日本木材学会地域木材産業研究会」に参加しました

平成26年11月12日に東京ビッグサイト開催された「第7回日本木材学会地域木材産業研究会」に参加しました。本研究会は、地域の木材関連産業活性化の方法を検討するにあたって、産・学・官の会員の密接な連携の下で研究や情報交換を行い、その成果を地域木材関連産業に反映させることを目的としています。今回は，「地域の主要造林樹種A材利用を考える」と題して、A材においては用途開発や需要開発が進んでいないので、材価の高値と安値の差が縮小傾向にあること、形状情報による素材区分は加工業者にとって魅力の低いことなどの現状が報告されました。今後のA材利用については、形状に加え材質も考慮した区分の必要性の高まりを考える必要があります。また、CLT（直交積層板）の材料性能評価を通して、地域材利用の技術的支援に必要な試験方法について情報提供されました。

翌日、同所で開催された「ジャパンホーム＆ビルディングショー」を見学しました。このショーは建築・住宅関係者を対象にした、3つの展示会から構成されています。ジャパンホームショーでは、住宅に関わる建材・部材・設備・サービスが一堂に展示されていました。ふるさと建材・家具見本市では、地域材・国産商品の流通支援を目的に、各地域の国産材の特色を知り比較できる場が提供されていました。また、スマートハウス・エコハウス展では、世界的な環境・エネルギー問題や2020年の省エネ基準適合義務化などを背景に注目を集めている、エネルギー消費を抑えるスマートハウスやエネルギー効率のよい建材・部材・システムが展示されていました。

（木材加工科　本多）

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