ページID:63202更新日:2014年11月10日
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野生鳥獣による森林や農林業被害が増加傾向にあり、その対策が各地で進められています。山梨県では4管内全てで「野生鳥獣被害対策連絡会議」が毎年行われていますが、10月24日(金)に東山梨合同庁舎で峡東地域の会議が行われ、当所職員も参加してまいりました。
会議では、各団体の取り組みが紹介され、当所はニホンジカに関する最新の試験研究成果を紹介しました。峡東地域はこれまでの捕獲方法に加え、誘因餌を用いた新しい捕獲方法にも積極的に取り組んでおり、捕獲の裾野が広がっている印象を受けました。意見交換では、誘因捕獲に関する技術的な質問、鳥獣保護法の改正に関する質問、ニホンジカが増加した要因などについて積極的な発言があり、関係者が被害防止に向けて一層の取り組みを進めていこうとする意欲が感じられました。
このような意見交換を踏まえて、当所としてもより現場で役立つ研究成果を提供していきたいと思います。
(森林保護科 飯島)