ページID:65344更新日:2025年9月25日
ここから本文です。
令和6年9月に、国は「安定供給の確保を基本として、後発医薬品を適切に使用していくためのロードマップ」により、ジェネリック医薬品及びバイオ後続品使用促進に係る新たな目標として、令和11年度末までに、医薬品の安定的な供給を基本としつつ、ジェネリック医薬品の数量シェアを全ての都道府県で80%以上とする主目標並びにバイオ後続品に80%以上置き換わった成分数を全体の成分数の60%以上とする副次目標及びジェネリック医薬品の金額シェアを65%以上とする副次目標を設定しました。
本県の状況は、ジェネリック医薬品について数量ベースでは令和6年3月時点で83.2%※1、金額ベースでは57.9%※1であり、バイオ後続品に80%以上置き換わった成分数の割合については、成分数全体の31.3%※2であるため、県では目標の実現に向け、ジェネリック医薬品及びバイオ後続品の使用促進のための普及啓発等を行っています。(※1令和6年度NDBデータ、※2令和3年度NDBデータ)
有効成分は先発医薬品と同じなので、同等の効果が期待でき、原料から製造、販売まで、国の定めた厳格な審査基準をクリアしているため、安全性も先発医薬品と同等です。
先行バイオ医薬品(※3)と同じ効能・効果、用法・用量で使える(=同等/同質である)ことを検証している医薬品です。(※3バイオ医薬品は、遺伝子組換え技術や細胞培養技術等の最先端技術を用いて開発された医薬品であり、化学合成によって製造される医薬品と比べて膨大な開発費用を要するため一般的に薬価が高くなっています。)
ジェネリック医薬品やバイオ後続品は、先発品と比べ薬価が低くなっているため、患者の医療費負担の軽減に寄与し、健全な医療保険制度の維持にもつながります。〈ジェネリック医薬品やバイオ後続品の詳しい情報について〉
傾向として、毎年1月~3月のアレルギー薬が多く使用される時期に使用割合が下がるため、1月を「やまなしジェネリック医薬品使用促進強化月間」として、次の対策を実施します。
SNS(YouTube、Facebook)への広告
新聞広告(山梨日日新聞)、市町村広報誌への掲載依頼
いつもの花粉症のお薬をジェネリック医薬品に変えてみませんか。
ジェネリック医薬品に関する各種広報資料(厚生労働省ホームページ)
受付カウンター用案内立て札(PDF:737KB)
ジェネリック医薬品説明補助シート表面(PDF:1,929KB)、裏面(PDF:1,173KB)
県では、さらなるジェネリック医薬品の使用促進を目指し、病院、診療所及び薬局において後発医薬品を採用する際の参考としていただくことを目的として、「山梨県汎用後発医薬品リスト」を作成しました。検索等が行えるExcelファイル形式でのデータも併せて掲載しますので、ご活用ください。
「山梨県汎用後発医薬品リスト」PDF版
「山梨県汎用後発医薬品リスト」Excel版
県では、平成20年度より「山梨県後発医薬品安心使用促進協議会」を設置しており、ジェネリック医薬品及びバイオ後続品の使用促進に向けた対策を実施していきます。
関連情報(厚生労働省ホームページより)
(概要)「安定供給の確保を基本として、後発医薬品を適切に使用していくためのロードマップ」及び「バイオ後続品の使用促進のための取組方針」(PDF:592KB)
(本体)「安定供給の確保を基本として、後発医薬品を適切に使用していくためのロードマップ」(PDF:295KB)
(別添)「バイオ後続品の使用促進のための取組方針」(PDF:337KB)