本栖湖でのレイクトラウトの確認と取り扱いについて
- 令和4年11月16日に、釣り人が本栖湖で釣りあげた不明魚が県水産技術センターに持ち込まれ、同定の結果レイクトラウトである事が確認されました。
- レイクトラウトは低水温を好む肉食の大型魚で、今後本県の内水面漁業に大きな被害を及ぼす恐れがある事から、山梨県内水面漁場管理委員会では委員会指示(PDF:505KB)により、1.移植(放流)、2.生きたままの持ち出し、3.捕獲した場合の再放流、の禁止措置を行いました。
- また、水産技術センターで今後、生息実態調査を行うとともに駆除を実施します。
レイクトラウトについて
- 北米大陸北部に広く分布するイワナ属の魚類です。
- マス類の中で特に低水温(4~10℃)を好み、魚類や水生昆虫など多様な種類を餌にする大型の肉食魚です。
- 環境省及び農林水産省により、「適切な管理が必要な産業上重要な外来種」産業管理外来種)に位置付けられています。
本栖湖で捕獲されたレイクトラウト(全長81.3cm、体重5.6kg、産卵後の雌の個体)
レイクトラウトを釣った方へのお願い
- 山梨県水産技術センターにおけるレイクトラウトの調査・研究にご協力いただける方は、サンプルの提供をお願いします。
- 釣りあげたレイクトラウトをその場で殺したうえで、腐敗する前に本栖湖漁協までご提供いただきますようお願いします。
- また、釣った場所、日時、釣り方などについてもご提供をお願いします。
- 持ち込み先:湖仙荘(本栖湖漁協組合長 伊藤正一)