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ページID:94582更新日:2023年5月23日

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琴川ダム貯水池におけるコクチバス(スモールマウスバス)を目的とした釣りの禁止について

コクチバス(スモールマウスバス)とは

  • 北アメリカ原産の外来種であり「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」において「特定外来生物」に指定されている。「特定外来生物」は国外由来の外来種で、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすものが指定される。コクチバスは密放流などによって生息域を国内各地に広げ、同一水域の他の生き物を捕食するなど、その存続に重大な影響を及ぼしている。
  • 生態的特徴として、低水温環境への適応性が高いことがあげられる。実際、琴川ダム貯水池は標高が1,400メートルを越え、冬期は全面結氷するほど水温の低い過酷な環境であるにもかかわらず、再生産が確認されている。さらに、河川等流れの速い場所でも再生産できることが報告されているなど、非常に環境適応力が高い魚種である。その上、魚類を好んで捕食する傾向があり、今後県内でコクチバスの生息域が拡大してしまった場合は、河川のアユ、ヤマメ、湖のワカサギなどに甚大な被害が生じる可能性が高い。 

 コクチバス

 琴川ダム貯水池において採捕されたコクチバス(スモールマウスバス)

委員会指示発出の経緯

  • 令和元年6月に琴川ダム貯水池においてコクチバスの生息が確認されました。これは人為的かつ違法に放流されたものである可能性が非常に高いと考えられます。またコクチバスは魚食性が高くイワナやヒメマスなどを食害することから、琴川ダム貯水池以外にも生息域が広がってしまった場合、大きな漁業被害をもたらす恐れがあると同時に、完全駆除することが困難となります。これを受け、山梨県内水面漁場管理委員会では、琴川ダム貯水池におけるコクチバスを目的とした釣りを禁止する委員会指示を発出することとなりました。 
山梨県内水面漁場管理委員会指示

 1 指示の内容

 (1)琴川ダム貯水池においてコクチバスを目的とした採捕を許可なく行ってはならない。

 (2)琴川ダム貯水池においてコクチバスを採捕した場合は、これをリリースしてはならない。

 2 指示の区域

 琴川ダム貯水池 

 3 指示の期間

 令和5年4月17日から令和6年4月16日まで

アマゴ、イワナ、コイの釣りは従来通り可能です。ただし、必ず遊漁券を購入してください。

コクチバスの密放流や生きた状態での持ち出しは違法行為です。また釣った場合の再放流(リリース)もできません。

もしコクチバスが釣れた場合は、ただちにその場でしめた(絶命させた)上で持ち帰り食べていただくか、湖畔広場の駐車場に設置した回収箱へ入れてください。

随時パトロールとカメラによる監視を行っています。

山梨県、山梨県漁業協同組合連合会、峡東漁業協同組合が駆除作業を行っております。作業へのご理解・ご協力をお願いします。

 看板

 

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県内水面漁場管理委員会  担当:事務局(食料花き水産課水産担当)
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1614   ファクス番号:055(223)1609

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