トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事の動き > 畑で発電!~有機薄膜太陽電池の実証試験~
ページID:122473更新日:2025年8月27日
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令和7年8月27日(水曜日)午前10時~果樹試験場
本日、県果樹試験場にて、簡易雨よけに有機薄膜太陽電池を設置してぶどうを栽培する実証試験の現地説明会が開催され、長崎知事が出席しました。この実証試験は、県が諏訪東京理科大学と共同で実施しているもので、使用されている有機薄膜太陽電池は軽量で柔軟性があるため、農業用ハウスなどへの設置が期待されています。試験では、県オリジナル品種である「サンシャインレッド」を対象に、日中に太陽電池で蓄電した電力を用いて夜間にも光を照射することで、着色や香りの向上を図ることを目的としています。将来的には、並行して進めている農業用機械の電動化とあわせて、重油を使用せず、燃料価格高騰の影響を受けにくい持続可能な農業体系への転換を目指しています。長崎知事は、「より良い農業の生産システムを構築するためには、有望な技術だと思います。雨よけによって病気を防止して収穫量を確保するとともに、発電した電力で着色を促進できれば、ぶどうの高付加価値につながります。さらに、原油価格の影響を受けない農業体系の構築に向けても、着実に進んでいる印象を受けました」と述べました。