ページID:63669更新日:2014年12月8日

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知事臨時記者会見(平成26年12月1日月曜日)

本館2階特別会議室

14時05分から

発表事項

  • 災害時における機材のレンタル供給に関する協定について
    • 株式会社アクティオ、甲陽建機リース株式会社との共同会見

資料

 

災害時における機材のレンタル供給に関する協定締結式について

知事

ただ今、株式会社アクティオ並びに甲陽建機リース株式会社と「災害時における機材のレンタル供給に関する協定」を締結することができたことを、大変うれしく思っております。

今回の協定締結に向けまして御尽力を賜った、両社の関係者の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。

本県では、2月の豪雪災害の経験を受けまして、県の地域防災計画を改正するなど、現在、防災力の強化について、鋭意取り組んでいるところでございます。県の防災力を強化していく取組の一環といたしましては、色々な災害が発生した場合に、それに対応するために必要な機材などを、平時から準備をしていくということも重要であります。しかしなかなか、行政だけで必要な機材を全部あらかじめそろえることは困難でございます。

そういう意味で今回の協定では、災害時の応急対策に必要となる機材を優先的に提供していただくというものでございまして、特に、支援物資を受入れ、仕分けるための、フォークリフトなどの機材が調達できるということでありまして、大変に有意義な、また役に立つ、この度の協定だと考えているところであります。

この度、株式会社アクティオ及び甲陽建機リース株式会社の皆様に、こうした形で、災害時の支援に御協力いただけるということは、本県の防災対策の充実に大きく寄与するものと、大変に心強く感じているところでございます。

両社の皆様方には、本日の協定締結に感謝を申し上げますと同時に、今後も本県の防災対策に御協力を賜りますように、よろしくお願い申し上げまして、御礼の御挨拶といたします。ありがとうございました。

株式会社アクティオ副社長

この度はお忙しい中、協定締結式にいろいろとご尽力いただきましてありがとうございます。我々アクティオも全国組織でやっております。甲陽建機は山梨県に本社を置かせていただきながら商売させていただいております。

我々も振り返ってみますと、阪神淡路大震災、中越沖地震、それから3年前の東日本大震災という形で、災害の経験を積むと言うのはおかしいのですけど、我々としてはそういった対応力といったものを年々養っております。

また、元々は我々は建設業に携わる機材をレンタルする会社ですけれども、有事の際には、我々の発電機が皆様に電気を供給することができます。1日も早く皆様の生活を元に戻すための工事も大事ですが、その場でとりあえず寝泊まりするために必要なストーブ、テント、トイレ、ハウスなどを提供することができます。とにかく皆様が安全安心に暮らせるために何かできないかということで、災害協定を全国的に進めております。

私事ですが、私も平成10年から4年間、この山梨県で仕事をさせていただきましたので、今年の大雪は個人的に非常に心配いたしました。1メートルを越える大雪でさぞかし難儀されたことと思います。我々としても、こういった際に我々の機械を使っていただいて、1日も早い復旧に尽力したいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

甲陽建機リース株式会社代表取締役

本日はお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。ご案内のとおり災害時における機材のレンタル供給に関する協定を本日締結させていただきました。

今年は、関東甲信越をおそった大雪に始まりまして、先般も長野県白馬村で起こった地震、また日本各地で集中豪雨による災害等も発生しております。「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉がございますけれども、最近は「次々にやってくる」と、そんなような感を受けております。

本日、甲陽建機リースと県との間で協定を結ばせていただきましたが、弊社は甲府市に本社を置きまして、県内7箇所で建設機械のレンタル業を営んでいるわけでございます。県内で災害等が発生した場合には、県民の皆様方の生命・財産を守るために、また、ライフラインを守っていくために、業界最大手であります親会社アクティオと協力して、県に優先的に機材を提供させていただきたいと思います。

<質疑応答>

記者

機材を搬入する際に、アイメッセが拠点となっていますが、そこに搬入するのに最短でどのくらいで来られますか。

株式会社アクティオ副社長

うちの甲府南営業所であれば10分、最短で5分です。

記者

提供できる機材というものは、どんなものを想定していますか。

株式会社アクティオ副社長

まずはインフラで停電になったときは発電機です。それから土砂崩れであればバックホーです。そしてバックホーが泥などを掻きだすのでそれを運ぶトラックです。そういった形で土木に関する機材が災害時には使えると思いますし、フォークリフトなども荷役運搬ということで必要になります。

知事

県は例えば災害が起こったとき、アイメッセに色々な援助物資を集積して、そこで仕分けしたりするわけです。その仕分けのためのフォークリフトをはじめとする機械が今は全く何もないわけです。買うとなるとたいへんなことですので、まずはそれをお借りしたい。しかし、副社長が言われるとおり、レンタル業界はありとあらゆる機材・設備をレンタルしているわけですから、その時のニーズに応じて、こういうものがないかとお願いすれば、すぐに持ってきていただけるということになるだろうと思います。

記者

確認なのですが、まずはアイメッセを活用するための機材をご提供いただくということがあって、その他必要とあれば今回の協定の中には発電機とかそういうものも含まれるということでよろしいでしょうか。

知事

はい。

記者

レンタルする会社の関係なのですが、アクティオさんが親会社で、甲陽建機さんが子会社で、実際に機材を提供される会社はどこにというか、どの営業所になるのでしょうか。

株式会社アクティオ副社長

アイメッセというお話しであれば、甲府南営業所が一番近いですから、一番利便性が高いです。ただ、機械というのは、すべての営業所が同じように持っているわけではありませんので、やっぱり、在庫のあるところから持ってくるという形になります。それが、アクティオの営業所か、甲陽さんの営業所か、一番最適なところで供給させていただくという形になります。

甲陽建機リース株式会社代表取締役

先ほどご報告申し上げましたように、アクティオは業界トップだと思っております。災害とはいろんな種類がございます。先般の広島での集中豪雨の際には、夜間ですと投光器もいりますし、また水処理ポンプの排水もありますし、ポンプを動かそうとすれば発電機もいる。どこから供給するかですが、甲陽建機は山梨県内だけですが、アクティオの場合は全国から供給できます。実際に、先般の東日本大震災の時にも、淡路の時にも、全国から集中的に、一気に移動させて供給させていただくという体制が、なんとか経験の中でできている。いろいろなものがその時々に必要なものが変わってきますので、それに対応できるようにしていきたいと思っております。

 

(以上)

 

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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