トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 平成26年度知事会見(2月16日まで) > 知事記者会見(平成26年7月29日火曜日)
ページID:61832更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 11時30分から 発表事項 発表事項以外の質疑応答 |
知事
本県、神奈川県及び静岡県の3県が運用するドクターヘリにつきまして、本日、3県と3基地病院との6者間で基本協定を締結し、この8月1日から広域連携の運用を開始することといたしました。
これは、昨年12月19日に、3県知事により、救急医療体制の充実を図るため、3県のドクターヘリを広域的に運用することとし、ドクターヘリの相互支援についての基本合意を行ったことを受けたものであります。
これにより、例えば、本県のドクターヘリが出動中に、別の出動要請があった場合など、自県のドクターヘリが対応出来ない場合に、他県のドクターヘリに出動を要請することができることとなります。
“ひとりでも多くの大切ないのちを救う”ため、本県のみならず、神奈川県、静岡県を含めた広域的な救急医療体制のさらなる充実が図られますことは、大変、喜ばしいものと考えております。
以上であります。
記者
1点確認させていただきたいのですが、この運用の中で運用されるドクターヘリは何機ですか。
知事
合計3機です。それぞれの県が1機です。
記者
今日、基本協定を締結とありますが、具体的に皆さんわかって協定を結んでいる感じではないかと思いますが、どのような感じで今日結ばれていますか。
知事
昨年の12月に知事レベルでは、3県知事会議があってその場で合意をしておりますので、後は実務的に協定書に印鑑を押すということ、それは実務的にやるということにしております。
記者
最近何かしら問題を指摘される政務活動費ですが、他県や政令市では監査に第三者を入れているところもあるようですが、知事として、山梨県は現状行われていませんが、その必要性、その制度をどのようにみていらっしゃるのか伺いたいのですが。
知事
議会の政務活動費、これの透明性を高めるためにどういうことをやるのかということについては、これは議会自身が議論をして決めていくことでありますので、本県においても議会で検討が行われるのではないかと思いますから、私としてどういうものがいいとか、そういうことは申し上げるのを差し控えたいと思います。
記者
第三者の監査、このことはどのようにみていらっしゃいますか。政務活動費を第三者が監査する仕組みというか、その果たす役割を知事は一般的にどのようにみられますか。
知事
透明性を高める手段として、そういうやり方もまたあるだろうと思います。それが果たして必要なのか、どうなのか、又適切なのかどうかは、議会の中で十分に議論をして決めることであって、それがいいのかどうかは、ちょっと私としては判断しかねることであります。
記者
2020年を目処に国土交通省の方から(仮称)甲府中央スマートICの開設が認可されたわけですが、リニア駅の側ということで、県は県で駅周辺の活用整備構想も続けているわけですが、2020年にICができてからリニアの開業までに7年間あるわけですが、その間もスマートICが使えるようにする必要性があると思いますが、道路の整備や周辺の整備のスケジューリングに工夫される点というのはあるのでしょうか。
知事
国によってスマートICを造るということが採択されたわけでありますから、手続きとしてはこれから法律に基づく連結許可申請というのを県が国に出しまして、その許可が下りてから中日本高速道路株式会社と県が事業をやるということになります。料金所から高速道路側は中日本高速道路株式会社がやり、料金所から一般道路側は県がやるということになりますけれども、こういう事業というのは一般的に測量設計とか用地買収をして、そして工事をやるということで、5、6年で完成するのが通常でありますので、ちょうど2020年の東京オリンピックに間に合う時期でありますから、ぜひそれに間に合うように完成させたいと思っているところです。
質問のご主旨がいまひとつ分からないところがあるのですが、言うまでもなくリニアはそれからさらに7年くらい先に開業するわけでありますけれども、このICができていればリニアが開業する前であっても現在造っておりますけれども、新山梨環状道路の東部区間というのを事業中でありますが、これへのアクセスも非常に良くなるということもありますし、いろいろな意味で高速道路と一般道路の接続がスムーズになるということでありますから、効果はあるだろうと思っております。
なお、リニアが完成した時点では大変重要なアクセスの施設になるわけでありまして、これを使うことによって県内各地域の大部分から30分でリニアの駅に来られるようにする、あるいはリニアの駅を降りた方が県内の大部分の地域に30分で行けるようにする、そういう考え方でアクセスの整備をしていきたいと思っておりまして、そうすれば県内の大部分の地域から乗り継ぎの時間を入れても1時間で品川へ行けるようになる。そういうことを目標としてこのICを活用しながらアクセスの整備をしていきたいと思っております。
記者
例えば南北にメイン通りを造るという計画もあったりすると思いますが、それとスマートICがつながるということを前提で配置を考えていくという流れだと思いますが、例えばメイン通りを早めに造る方向で考えているということはありますでしょうか。
知事
当然のことながらスマートICが完成した時点で一般道路への接続はしなければなりませんから、南北のメイン通りをどうするのか、それだけの計画を早めて造るようにするのか、それとも今でも道路が既に南北にありますから、そういう今ある道路に当分の間接続させておくのか、それはいろいろなやり方があると思います。駅周辺の整備計画があって、南北の主要幹線道路がある。それをICの開通に併せて早く建設してしまうのかどうなのかということでしょうか。それはそういうこともあるかもしれませんし、あるいはそうではなくて既存道路と接続させておくということもあるかもしれません。その辺は事業のやり方の問題ですので、関係課に聞いていただければありがたいと思います。
記者
2020年に東京オリンピックがあってたくさんの方が本県にも来るのではないか、という話を知事がいろんな機会に話されていると思いますが、高速道路も大事だと思いますが、東京から山梨に来る方は電車を使う方が多いと思います。山梨の公共交通、特に電車とバス。どうしても車がないと県内は動きづらいということがありますが、2020年に向けて電車やバスについて、事業者は鉄道会社やバス会社なのですが、県としてどのような取り組みをしていくか、改めて知事の言葉で今現在のお気持ちをお聞かせいただきたいと思います。
知事
確かに今の話は、観光客の2次交通ということです。東京オリンピック6年後の時点では、外国人観光客がおそらく2倍とか、場合によっては3倍くらいに増えるかもしれないと思っているわけです。そうしたときにまだリニアができていませんから既存の鉄道で来る場合が多いのでしょうけれども、その場合に鉄道で降りて、自分の目的とする観光地に行くという場合にはどうしてもやっぱりバスを使うということに通常なるわけです。そのバスのネットワークが本県の場合には、だんだん弱くなってきているということがありまして、そういう観光客の2次交通の手段として、同時に又、これから高齢者が増えて参りますから、マイカーを使えない人が増えてきます。そういう人たちの移動の手段として、地域のバスネットワークというのは大変大事だろうと思っております。今日、交通政策会議というものを開いて、検討を始めるわけでありますが、県内バスのネットワークをもう一回再構築して、どういうネットワークが望ましいのか、それを整備するには関係者がどういう仕事、作業をしていったらいいのか、そういうことを2年程度かけて検討することにしているところです。
(以上)