ページID:64032更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成27年1月5日月曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

コメント

発表事項以外の質疑応答

 

 平成27年年頭にあたって

知事

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

それぞれにご家族と共に良いお年をお迎えになったことと思います。

今年は、北日本は寒波の影響でだいぶ雪に降り込められた正月だったようでありますが、山梨の場合にはおおむね好天に恵まれまして、穏やかな正月でありました。又、昨年の暮れに選挙があったわけでありまして、与党が3分の2を制したということもあって、政治、政局的な問題はほとんどないという状況でありましたし、経済的にみましても地方は悪いといいながらも緩やかに回復をしている状況でありまして、国民の皆さんも今年は経済が良くなるだろうと、そういう期待感が広がっており、この正月のデパートなどの売り上げも好調だったということでありまして、全体として大きな問題がなく明るい正月であったのだと思っているところであります。

暮れの選挙で、安倍総理はアベノミクスの効果を全国津々浦々に及ぼしていくことをはっきり公約として言っておりましたので、安倍内閣としては、今年は地方創生を始めとしていろいろな地方経済活性化のための政策を打って出てくるだろうと思います。

県としても、そういった国の方針に協力をして、山梨県において、景気の回復を図りデフレからの脱却を図るように今年1年努力をしていかなければならないと思っているところであります。本年もどうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。

さて、私は、あと任期が1カ月余りということでございますので、例年、この記者会見では、今年1年全般の県政の方針をお話しするわけでありますが、(知事の任期が)あと1カ月しかないということでありますから、そういった県政全般について方針を述べるというのは立場としては、不適切ではないかと思っております。

ただ一つ、今年の県政の課題を申し上げると、やはり最大の課題は「地方創生」というものを県として、どのように進めていくかということだと思います。

安倍内閣が、地方創生を進めるということで総合戦略をつくり、具体的な目標、大都市圏への集中を抑制する目標、出生率を上げる目標、そういう目標を決める、そして地方創生のための交付金を地方に配布をしてくるということになるわけであります。今年はそういうことで、地方創生元年といっても良いと思います。政府の方針としては、目標は決める、お金は出す、しかし、余り目標達成のための具体的な施策については、あれをしろ、これをしろ、という細かいこと、地方公共団体を縛るようなことは余り言わない。それぞれ目標達成するために、都道府県、市町村が知恵を出し、工夫をして一策を展開していってもらいたいことが、基本方針のようであります。大変結構なことだと思っております。それだけに、各都道府県も市町村もこれからそれぞれの知恵が試されるわけでありまして、いろいろな新しい、ユニークな特色有る施策を、全国の地方公共団体が打ち出してくることになるだろうと思います。いってみれば、政策、立案能力の競争であり、政策、立案競争と言っても良いと思います。

山梨県もそれに負けることがあってはならないわけでありまして、県庁挙げて、全市町村も含めて山梨らしい特色のある骨太の地方創生施策というものを打ち出していかなければならないと思っておりまして、県庁そして市町村の皆さんの奮起を期待申し上げたい。私は、その議論には加われないわけでありますが、ぜひ県庁職員、市町村の皆さんに頑張ってもらいたいと思っているところであります。

それから、この1カ月余りの間、私としてどのようにするかということでありますが、1月に知事選挙があり、2月17日に新知事が就任するというこのタイミングは、余りよくないタイミングであります。なぜかと言いますと、県政で一番大事な議会は2月議会です。2月議会で来年度の施策を盛り込んだ当初予算を決めるわけです。ところが、2月17日に就任することになりますと(新知事の)自分の公約を盛り込んだ当初予算をつくることは、間に合わないわけでありまして、慣例として山梨県の場合には、(知事選挙がある年は)当初予算は骨格予算ということで経常的な経費等だけを計上し、実質上の知事の公約その他を盛り込んだ予算は、6月補正予算で対応することになっています。

したがって、知事選挙の年は、山梨県政は新しい施策を進めるのは半年近く遅れるわけです。だから、タイミングとして余りよくないということを私は申し上げる訳であります。

そういう中であるだけに、できるだけ私の県政から次の県政への引き継ぎをスムーズにして、次の県政が遅滞なくスタートすることができるように、新しい知事が県政全体をしっかりと掌握し、自分の公約を速やかに実行出来るようにしてやることが大事だと思っておりまして、この1カ月余りで有りますが、片付けるべき問題は片付けてきっちりと整理し、「ここまではやりました」、「この先は、ひとつこういうことでお願いします。」というように、新しい知事が仕事をしやすいように、スムーズな引き継ぎをすることに努力をしたいと思っているところであります。

私から、申し上げることは以上でありまして、今年一年もまた、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。

発表事項以外の質疑応答

 知事選挙について

記者

間もなく県知事選が始まると思いますが、知事御自身は出馬されませんが最後に知事選を見守る立場としての所感をお聞かせください。 

知事

それは通り一遍のことになるわけでありますけれども、やはりそれぞれの候補者におかれては、自分の所信、山梨県という県をどの様にもっていきたいのかというビジョン、そして公約、具体的にどういうことを実行していこうかということを県民の皆様にできるだけわかりやすく説明するようにしてもらいたいということです。

それを県民の皆様がしっかりと見て候補者を選んでいくということにしてもらいたいと思います。

記者

今のお話しの中でもあったのですが、残り1カ月、知事が県政に臨む心構えといいますか、一番心に留め置かれていることはどういうことになるのでしょうか。

知事

やはりペンディングの仕事を片付けるということです。1カ月ですから片付くにしても限られておりますけれども、しかしそれでも片付けるべき物はできるだけ片付けていくということです。特に6月の補正予算というのが大事ですから、今も既に6月補正予算のための予算査定というのが私の段階で進んでいるのですが、それはそれできっちりと6月補正予算を詰めて、私の段階からの継続の新規施策というのがあるわけですから、こういうことをやろうという新規施策がありますから、それはできるだけ詰めておく。

しかし新知事になってそれをまた査定するわけです。そしてこれはだめだとか、これはいいのではないかとか、これはこう直したらとか、それは当然あるわけです。もちろん本人の公約もあるわけです。そういうのもを入れ込んで6月補正を組んでいくわけですから、この6月補正予算を詰める作業というのはしっかりやっていくということだと思います。

 

以上

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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