ページID:5393更新日:2015年2月5日
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山梨市の飯島製材所ではFSCミックス品の木製パレット生産を開始し、このほど見学会を開催しました。
梱包材である木箱やパレットを製造している飯島製材所はKaI Forestry GroupのメンバーとしてCoCのグループ認証を取得しています。また、山梨県有林材システム販売の協定を締結したことから県有林のFSC材を安定的に確保することが可能となりFSC製品としてのパレット生産に踏み切ったものです。
同メンバーである素材生産事業者との協力関係により伐採・搬出から製材・加工まで一貫した流通・生産体制とすることによりコストを削減し、同時にFSC製品として競争力を高めた製品になっています。
見学会当日は、グループ企業をはじめ県の林業関係職員や報道関係者などが参加し、原木の状況をはじめ製材・加工、出荷を待つFSCミックス品のパレットまで、流れに沿ってのその取り組みの説明がありました。
原木はほとんどがカラマツ材で、長さは主力製品の寸法である1,100mmの倍数やトラックのボディーを考慮した5,600mmなどが受け入れサイズとなっています。小径木でも用途があるほか製材・加工の段階で多少の曲がりも処理できるため採材の自由度は大きくなっています。
出荷されたパレットはそれぞれの企業の手で海外への輸出商品用として利用されることから山梨県のFSC材が世界へ向けて流通していくことになります。