ページID:5356更新日:2015年2月5日
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(有)藤原造林は林業グループの列間研究会と共催で、8月30日、京都府日吉町森林組合湯浅参事を招き甲府市北部悠遊館で、「これからの地域森林管理の手法について」をテーマとして意見交換会と現地研修会を開催しました。今後間伐材の搬出を積極的に行おうと考えている森林組合や林業事業体、県及び市町村の林業関係職員など35名が参加しました。意見交換会では、湯浅参事から日吉町森林組合が取り組んでいる作業路と高性能機械の組み合わせによる間伐材搬出システムや提案型集約化施業について紹介いただいた後、「作業路を含めた伐採・搬出システム」「森林組合と林業事業体の協働の在り方」「提案型集約化施業の具体的な進め方」などについて意見交換を行いました。午後からは会員が開設した作業路において、ルート選定やヘアピンカーブの設定方法等について指導をいただきました。湯浅参事からは、作業道は基本的に災害に強い、長期的に使用できる作業道を低コストで開設するべきであり、そのためにはより多くの経験と知識や技術が必要であることや、今後は森林組合と林業事業体が役割分担を行う中で協働して森林整備を進めていく事が重要であることなどの助言を頂きました。参加者からは今後利用間伐を進めていくうえで非常に参考になる話を聞かせてもらったと好評でした。