ページID:5348更新日:2015年2月5日
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南部町、身延町内の森林所有者及び林業関係者で組織される富士川林業振興会では、このほど愛知県の新城森林組合への先進地視察研修会を開催しました。当振興会は高品質材生産をこれまで主目標に活動を行ってきましたが、現在は低コスト林業実現のため、高性能林業機械導入や簡易作業路の開設を模索しており、低コスト木材生産システムを先進的に導入し、大きな成果を上げている愛知県東三河の新城森林組合の作業現場を今回視察しました。現地では列状間伐された間伐木をスイングヤーダ、プロセッサ、フォワーダによって効率的に造材し、搬出する作業が行われており、実際にその作業効率の高さを目の当たりにした参加者からはおもわず感嘆の声が漏れました。愛知県が安く事業体に高性能林業機械を貸し出しているのでこの作業システムが可能になっている、雪折れが心配でとてもこのような強度の間伐は富士川地域ではできないなどの意見の出されましたが、当振興会でも今年度、列状間伐をモデル的に実施し、その作業効率を検証してみることになり、この視察研修が低コスト作業システム定着のための新たな取り組みの一歩に繋がりました。