トップ > しごと・産業 > 林業 > 林業振興・木材利活用 > 林業普及 > 平成19年度の情報 > 平成20年3月12日「活力ある森林・林業を目指す人づくり・道づくり・山づくり」セミナーが開催されました。
ページID:5346更新日:2015年2月5日
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3月12日に県森林組合連合会において山梨県林業・木材産業対策協議会の主催により森林組合や市町村職員、林業関係者など約40名が参加して、「活力ある森林・林業を目指す人づくり・道づくり・山づくり」セミナーが開催されました。このセミナーは今年度より始まった森林施業プランナー育成研修を受講した南部町森林組合の望月栄二課長と大橋式作業路を開設し間伐材搬出の低コスト化に取り組んでいる(有)藤原造林の藤原正志専務を講師に招き、それぞれが行っている取組についての紹介と利用間伐推進のための方策等について普及指導員がコーディネーターとなって、参加者との意見交換を行いました。望月課長からは利用間伐を推進するためにはその地域にあった作業システムの構築と搬出コストの低減のほか、施業地の団地化が不可欠であり、森林施業プランナーが森林所有者に対し将来を見据えた森林管理の構想を提示することが求められる。藤原専務は搬出コスト低減のためには、工程ごとにコストを徹底的に分析する必要があることや、壊れない作業路づくりのためには開設時の線形や排水対策はもちろんのこと、開設後もきめ細かいメンテナンスを行っていくことが重要であると述べられました。本県でも森林施業プランナーや利用間伐に取り組む林業事業体が多数養成され、民有林の森林整備が推進されることが期待されます。