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更新日:2017年5月16日

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遺跡トピックスNo.0238音羽遺跡出土の転用硯(てんようけん)

甲府市の遺跡

(甲府城関連・曽根丘陵公園を除く)

  • 0016岩清水遺跡-古式須恵器-
  • 0042円楽寺-六角堂-
  • 0044円楽寺-六角堂石塔群
  • 0197円楽寺-行者堂と富士山-
  • 0061富士見一丁目遺跡-田んぼ-
  • 0361富士見一丁目遺跡-プラ箱でつくったお米の量と県内の最も小さな区画された水田-
  • 0086知ろう山梨の歴史!山梨の遺跡展2007特集-
  • 0087知ろう山梨の歴史!山梨の遺跡展2007特集-
  • 0140榎田遺跡-壷型土器-
  • 0205榎田遺跡-スプーン状土製品-
  • 0255榎田遺跡-装飾器台-
  • 0321榎田遺跡-甑-
  • 0152八幡神社遺跡-発掘調査速報-
  • 0162八幡神社遺跡-発掘調査速報第2弾-
  • 0191八幡神社遺跡-整理調査速報-
  • 0207八幡神社遺跡-整理調査速報2-
  • 0223八幡神社遺跡-整理調査速報3-
  • 0185米倉山B遺跡-山梨最古の須恵器-
  • 0222米倉山B遺跡ー「貸泉」-
  • 0309米倉山B遺跡-二重口縁壺-
  • 0187上野原遺跡-古道‘中道往還’-
  • 0393上野原遺跡-水煙土器
  • 0238音羽遺跡-転用硯-
  • 0266音羽遺跡-磨製石鏃-
  • 0246菖蒲池遺跡-弥生時代のお墓-
  • 0021塩部遺跡-人形木製品-
  • 0268塩部遺跡-日本最古級のウマ-
  • 0381塩部遺跡-山梨県内の戦争遺跡-
  • 0383県指定史跡加牟那塚古墳-古墳のデータと石室-
  • 0402大坪遺跡-調査速報-
  • 0411久保田・道々芽木遺跡-

遺跡の概要

音羽遺跡は、甲府盆地を北西から南東に向かって流れる荒川によって形成された扇状地上の静閑な住宅地に広がる遺跡です。
県職員宿舎建替えに先立ち、1992年(A区)・1995年(C区)・1996年(B区)度の3ヵ年度にわたり発掘調査が行われ、弥生時代後期、古墳時代後期~奈良時代にかけての集落遺跡であることがわかりました。


◎所在地山梨県甲府市音羽町4番地内
◎時代弥生時代後期、古墳時代後期~奈良時代
◎調査機関山梨県埋蔵文化財センター
◎報告書山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第125集1997年刊行

0238_音羽遺跡C区0238_音羽遺跡A区

硯(すずり)について

古代から、紙・墨・筆・硯(すずり)、これら四点は「文房四宝(ぶんぼうしほう」と呼ばれ、筆記用具として役所や寺院等で主に使用されていました。その中でも硯は大変貴重なもので、奈良時代には「すみすり」とよばれ、平安時代に「すずり」として呼ばれるようになりました。
現在では石材を加工して作られていますが、古代では須恵器(すえき)とよばれる硬い焼き物の「陶硯(とうけん)」が主で、その中でも「円面硯(えんめんけん)」と呼ばれる円形の硯が一般的でしたが、平安時代なるとコンパクトな「風」字型をした「風字硯(ふうじけん)」が普及するようになりました。

 

0238_音羽遺跡文房四宝

転用硯とは?

硯は、時代や時期によって特徴があり、石製、陶製、木製など、その材質や形も多様性に富んでいます。このほかに、壊れてしまった須恵器の皿や蓋を硯として再利用する転用硯とよばれるものもありました。
写真のようにほぼ半分の形でしか残っていませんが、音羽遺跡出土の遺物も須恵器の甕の胴部の破片を利用して、硯(転用硯)として使用していたものと思われます。

0238音羽遺跡転用硯

転用硯は8世紀の奈良時代に多く見られ、「生活用具」として使用していた皿や蓋(ふた)、甕(かめ)が壊れてしまい、その破片を再利用して、貴重であった硯として転用し、使用していたものと思われます。
このように、「壊れてしまった破片(ゴミ)」を貴重な硯として再利用するという考え方が、まさに環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」の精神、是非根づいていってほしいと思います。

 

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電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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