ページID:105449更新日:2022年7月26日

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知事からのメッセージ(令和4年7月20日水曜日)

メッセージ

7月20日、本日11時時点までに判明している状況につきまして、ご報告申し上げます。

本日、20日公表予定の感染者数は、1000人を超える見込みとなっております。1000人を超えるのは、2020年のコロナ禍発生以来、本県においては初めてとなります。また、1日当たりの感染者数の増加規模といたしましても、過去最大となっております。

過去の傾向といたしましては、休日明けに感染者数が増加することは、決して異例なことではありませんでした。

しかしながら、今回の増加の規模は、過去に経験したことのない状況であることを強く懸念しております。

本県が過去に経験したことのない爆発的な感染拡大ともいうべき状況に入っていると見受けられる次第であります。

この急増の背景ですが、3連休での接触機会の拡大や、エアコン使用に伴う換気意欲の減退など、行動要因、季節要因さまざまなことが考えられます。

本県といたしまして、現在の拡大感染傾向が継続した場合を想定いたしまして、以下の方針で、県民の皆様とともにこの難局を乗り越えて参りたいと考える次第であります。

すなわち、まず、爆発的な感染力を有するBA.5から「県民の命を守り抜く」ことを最重点として、あらゆる手段を尽くすことを、ここで改めて確認したいと存じます。

その上で、必要とされる方に必要な医療を提供するという原則を堅持して参ります。

そして、そのための方策として、行動制限をお願いすることも選択肢とはなり得ますが、私としては、現時点においては、可能な限りの医療提供体制の拡充と重点化により対処することが、オミクロン株の特性を踏まえた対応として、最も適切だろうと考えております。

このため、限られた医療資源のもと、感染者数の増加を漏れなく医療提供体制の中に吸収していくためには、重症化のリスクに応じて、必要となる医療資源を振り向けていくこととし、医療提供体制全般の対応力の強化を図って参ります。

ホームケア制度につきましては、重症化リスクの高い感染者については、万全の体制を確保しながら、他方で、重症化リスクの低い軽症感染者を対象として、少ない医療資源で多くの陽性者を見守ることができる「ホームケア・ライト制度」を導入し、生活と医療提供体制の両立を図って参ります。

現在、運用開始に向けて検討中の内容につきましては、制度の仕組みが固まり次第、詳しくご説明申し上げます。

併せまして、ワクチン接種希望者のための会場の増設についても、追加するよう指示をしているところであります。

その上で、感染拡大の増加率が本県の医療提供体制では吸収できないほどに上昇した場合、或いは、感染者数が本県の医療提供体制を逼迫させる可能性が生じた場合、こういう場合におきましては、場合によっては、県民の皆様に行動制限をお願いすることを検討せざるを得ないことも考えられます。

しかしながら、本県といたしましては、行動制限のお願いは、あくまでも県民の皆様のご理解とご努力があった上でなお、感染拡大に歯止めがかからない場合の、最後の最後の選択肢であると考えております。

夏季休暇を前に、日本全体が大変厳しい局面を迎えております。山梨県といたしまして、ぜひ県民の皆様のご理解のもとで、行動制限に至る手前での感染拡大抑制のために、あらゆる施策を躊躇なく実行し、全力を挙げて参る決意であります。

どうぞご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1337   ファクス番号:055(223)1525

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