ページID:99478更新日:2021年4月28日

ここから本文です。

知事からのメッセージ(令和3年4月21日水曜日)

 

メッセージ

感染力が極めて強い変異株に対しまして、グリーン・ゾーン認証制度に関し、緊急の追加的対策を講じる必要があることから、その作業に着手したことをお知らせいたします。

これに先立ちまして、昨日速報いたしました、複数感染者が同一のグリーン・ゾーン認証施設を利用していたことが判明いたしました事案につきまして、改めてお知らせいたします。

まず、当該店舗利用者及び従業員の感染状況につきましては、積極的疫学調査によりまして、さらに1名の感染が確認されました。これにより、感染者は、店舗利用者4名、店舗従業員3名の合計7名となっております。なお、この方々の性別ですが、男性が5名、女性が2名、年代は20代から40代までとなっております。

また、現時点におきまして、7名のうち6名の方が変異株陽性であることが判明いたしました。残る1名につきましても、変異株確認の検査を行っておりまして、明日午前中には、検査結果が判明する見込みであります。

また、これまでに、濃厚接触者や接触者につきましては、65件の検査を実施するとともに、変異株感染者の接触者の同居の御家族につきましても検査を実施しております。

また、直近で判明いたしました感染者につきましても、変異株感染を前提とした接触者等の検査を行うように指示をしております。

当該店舗の利用者11名のうち3名の方は、接触アプリココア以外に連絡手段がない方々であることが判明いたしましたことから、現時点におきましては、これら利用者に係る積極的な疫学調査が実施できない状況にあります。従いまして、県といたしましては、感染力の強い変異株のまん延防止に万全を期する観点から、本日、店名を公表させていただくことといたします。

当該店舗は、富士吉田市に所在いたします「BAR NORTH FUJI」であります。

これまでの感染者の発症日を考慮いたしまして、4月12日月曜日から16日金曜日までに同店をご利用された方は、最寄りの保健所に必ず御相談いただきますようお願い申し上げます。

次に、当該店舗に関してですが、昨日、対策本部のリエゾンチームを現地に派遣いたしまして、利用者と従業員から、人と人との距離、あるいはマスクの着用、滞在時間その他運営面につきまして、聞き取りを行ったところであります。その結果ですが、人と人との距離の確保、あるいはマスクの着用、施設利用時の注意事項の提示などにつきましては、適正に行われていたとのことでありますが、まず、利用者の中には、体調不良にもかかわらず利用されていた方がいたこと、その方がお店のお手伝いをされていたこと、グリーン・ゾーン認証基準に定めております、概ね2時間を超えた利用者の滞在を許容していたこと、大人数で長時間パーティーを開催していたことが、現時点で判明しているところであります。

これまで行ってきました現地調査、あるいは聞き取り調査の結果につきましては、県CDCの専門家により検証し、原因究明をするよう指示をしたところであります。

今般の事案でありますが、これまで把握した情報の限りにおきましては、事業者側に運営面での課題はあるものの、故意など悪質なルール違反があったとは評価はしておりません。むしろ、感染力の強い変異株への対応に関し、これは県を含む全関係者に対しまして、課題を投げかけたものと理解すべきだと考えております。

報道によりますと、茨城県におきましても、万全の感染対策を行っていたにもかかわらず、変異株クラスターが発生した事例もあることから、県としては、感染力が極めて強い変異株に対し、グリーン・ゾーン認証制度を対応させる必要があると考え、この度緊急に追加対策を講じるべく、作業に着手するところであります。この点に関しましては、成案を得次第速やかに公表すると同時に、すべての認証施設に対しまして共有を徹底いたします。

なお、当該店舗につきましては、必要な措置を講じていただいたことを確認した上で、営業再開に向けて、県として最大限の支援をして参りたいと考えております。

感染防止に関しましては、利用者、事業者、そして行政の三位一体の努力が不可欠であります。この点は繰り返し申し上げているところでありますが、特に感染力の強い変異株に対しましては、これまで以上の注意を払わなければならないことが、今般の事例からも明らかになったものだと考えます。

従いまして、利用者の皆さまにおかれましては、体調不良時の施設利用は、厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます。発熱に限らず、ちょっとした風邪症状のあるような場合は、ぜひ、お店あるいはお客様、御友人を守るためにも、施設の利用は行わないようにお願い申し上げます。

また、事業者におかれましては、単に注意喚起にとどまることなく、利用者の方が感染対策を実行するように、積極的な働きかけを、この局面ではお願いしたいと思います。

また、県といたしましては、積極的な疫学調査ができるよう、利用者名の把握が可能となる仕組み、あるいは変異株の感染力に対応した基準のあり方、さらには、それに必要となる補助金などの支援措置、これらにつきまして早急に検討を行いまして、グリーン・ゾーン認証の進化を図って参りたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1337   ファクス番号:055(223)1525

同じカテゴリから探す

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop