トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和2年4月16日木曜日)(1回目)
ページID:95289更新日:2020年6月18日
ここから本文です。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、県民の皆様には、毎日、御協力をいただいておりますことに心から感謝申し上げます。
4月13日に、私から県民の皆様へ外出自粛のお願いを致しましてから、最初の週末を迎えることとなりました。
感染症の影響が県内において大きな負担と緊張をもたらしております中、深い御理解をいただいていることに、重ねて感謝申し上げます。
病院や保健所など、御自身の不安とも闘いながら、献身的にご対応くださっておられます医療関係者の皆様には心から御礼を申し上げます。
また、県内の事業者や飲食店の皆様におかれましても、展望を見通し難い状況にありまして、従業員の方々のみならず、地域全体への御配慮と御高配を賜り、すべての県民に代わりまして御礼を申し上げます。
明日、金曜日からの週末を迎えるに当たりまして、改めて県民の皆様に、県内外における感染リスクの高い場所への外出自粛をお願い申し上げます。
具体的には、第一に、緊急事態宣言の対象地域へは原則行かないこと、第二に、密閉、密集、密接の「3密」に加えまして、多数が集まり数十分以上の間、会話や飲食をする場を避けていただきますようお願い申し上げます。
東京や神奈川など、緊急事態宣言が出されている他都県でお過ごしの御家族がいらっしゃる御家庭におかれましては、不安が募ることと存じますが、不安が募る今この瞬間を、なんとか御辛抱頂きたくお願い申し上げます。
山梨県におきましては、一刻も早く感染拡大を止め、感染者数を抑制に転じさせることが、県内経済や地域での生活に再び活気を取り戻すための最短の道筋であると信じております。
次に、県内感染のピーク時に向けた病床の確保についてです。
厚生労働省の試算によりますと、ピーク時には、入院患者が約1,500人発生すると推計されています。
患者さんを受け入れ可能な病床数は、現時点で約80床を確保しておりますが、ピーク時には、重症用に50床、中等症用に350床、計400床を確保できるよう準備を進めております。
具体的には、新型コロナウイルス感染症の患者さんを重点的に受け入れる病院を地域ごとに設定したいと考えております。現在、そのための具体的な交渉を進めていつところであります。
これに加えまして、感染者数が増加した場合には、軽症者や無症状者については、宿泊施設での療養を行っていただきたいと考えています。
今月中には、宿泊施設での患者さんの受け入れをスタートし、順次拡大していきたいと考えております。
さらに、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態に相当する場合におきまして、なお病床の不足が見込まれるときに備え、臨時医療施設を公共施設内に開設するための調査を実施しております。
こうした病床確保策を講じることによりまして、ピーク時でもきちんと医療提供体制が確保できるように全力で取り組んで参ります。
県庁におきましても、あらゆる部署が昼夜を問わず頑張っており、新たに立ち上げました「医療対策本部」の本部員を庁内から広く公募したところ、短期間、また、自らの業務も忙しい状況の中で、9部局の14名から応募があり、大変心強く感激しております。県庁一丸となって、総力戦で対応して参ります。
感染症の拡大を抑えるために、今、何よりも必要なことは、個々人の力を一つの目標に結集することではないでしょうか。
そのためにこそ、今週末が最初の山場となります。今がもっとも肝心な時であります。
「大切な人だから 今は離れて」。そうした心持ちで御辛抱をお願い申し上げます。どうぞ、県民お一人お一人の御理解と御協力を賜りますよう、改めましてお願い申し上げます。