ページID:90718更新日:2025年12月5日
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2025年12月1日
富士山レンジャーは山梨県が設置した自然保護レンジャーです。主な業務は富士山と富士北麓の環境保全のためのパトロール及び登山者や観光客への富士登山安全指導で、国立公園におけるルールやマナーに基づいた啓発活動を行っています。富士山の自然に対する興味を持っていただき、環境保全に対する意識を高めていただくための環境学習会にも力を入れています。

富士山レンジャーは山梨県立富士山世界遺産センター勤務。現在5名です。
2025年12月1日

レンジャーは登山口である五合目での軽装登山者や弾丸登山者に対する指導を行っています。登山道パトロールの際には、登山道の危険な場所や周りの迷惑となる場所で寝ている登山者に対しての声掛けなどのほか、ときには登山初心者のザック調整のお手伝いも行うことがあります。皆さんに安全に登山を楽しんでいただきたいというのがレンジャー全員の願いです。




令和7(2025)年は、富士山の登山規制に関連する条例の改正に伴い、富士山レンジャーの指導権限も強化され、例年以上にスバルライン五合目での安全登山啓発に努めました。その結果、軽装登山者や弾丸登山者の減少につながる成果を挙げ、無事に夏山シーズンを終えることが出来ました。


富士山が閉山している時期も富士五湖周辺の山々や東海自然歩道などを歩いて巡回しています。歩道上や周囲の自然に異状がないか、利用者の皆さんがルール・マナーを守って楽しんでいただけているか見守っています。

広大な面積を誇る富士山の自然。巡視中、人目に付きにくい場所などに投棄されているゴミに出会うと何ともやりきれない気持ちになります。上記のグラフ集計数に反映されているのは、まとまって投棄されていたものだけです。これにカウントされない道路、歩道沿いや空き地に投げ捨てられている小さな投棄物等は相当数に上ります。地元の有志の方やボランティア団体の皆さんの清掃活動もあって、現在の状態が維持されています。「富士山ゴミゼロ」を目指し富士山レンジャーも活動を続けていきます!


2025年11月18日
麓での活動で巡回と並んで大切なのが、環境学習会をはじめとする、富士山環境学習支援プログラムです。小中学生や社会人などを対象に、富士北麓の自然の成り立ちや、いま富士山で起きている環境問題などについて分かりやすくお話しています。令和6年度は76回の学習会を行い、受講者数は延べ2,815人でした。



近年は学習会の対象を幼稚園や保育園にも広げ、「カルチャくん」と一緒に、富士山の自然に親しみを持ってもらえるよう楽しい学習会を企画しています。自然観察や清掃活動体験などと組み合わせた豊富なプログラムを用意しています。
2025年11月18日
情報発信として年間を通じて行っているのが、「富士山レンジャー写真展」の巡回展示です。拠点施設である富士山世界遺産センターをはじめとして県内外の様々な場所で開催しています。富士山の自然の豊かさや環境問題の現状、登山マナーの大切さなどをお伝えしています。
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