ページID:100355更新日:2021年6月30日

ここから本文です。

知事臨時記者会見(令和3年6月29日火曜日)

防災新館401,402会議室

19時25分から

 

発表事項

発表事項以外の質問事項

  • なし
知事会見0629

 富士川水系の河川水と堆積物の調査について

知事

過日、富士川に堆積する泥から、凝集剤として用いられますアクリルアミドポリマーが検出されたとの報道がありました。

まずは、事実関係をしっかりと確認する必要があることから、凝集剤に着目した河川水と堆積物の調査を行うこととしており、本日、その調査概要についてお知らせ申し上げます。

まず、河川水につきましては、当該報道でアクリルアミドポリマーが変化すると指摘されている有害物質、アクリルアミドモノマーについて調査することとし、併せて、河川における水質基準が設けられている有害物質であるひ素などを調査いたします。

調査地点は、アクリルアミドモノマーにつきましては、雨畑川、早川、富士川本川において、合計6地点で行い、ひ素などにつきましては、そのうち3地点で行います。

調査は、7月下旬を予定しており、調査結果がまとまり次第、公表いたします。

次に、堆積物の調査については、汚泥から凝集剤の成分を検出する方法が確立されていないことに加えまして、広大な河川区域の中のどの地点で検体採取を行うかなどの技術的な課題があります。

このため、過日、専門業者に調査計画案の作成を委託し、今後、その提案をもとに有識者からご意見をお聞きするとともに、静岡県と情報共有をする中で、秋頃を目処に調査計画を策定し、可能な限り速やかに調査に着手いたします。

なお、本県の調査計画策定にあたり、報道のありました凝集剤を検出したサンプルの採取場所などの情報は、大変有用かつ重要であることから、ぜひとも静岡新聞さんには、情報提供にご協力いただくよう、この場をお借りしまして改めてお願い申し上げます。

また、一連の調査は、静岡県と協働して行うこととしておりますが、来る7月7日に「バイふじのくに物産展」で静岡県を訪問する予定がございます。その機会に、このことを議題として、静岡県の川勝知事と意見交換をしたい旨、申し入れをいたしましたところ、川勝知事から快諾をいただいたところであります。

記者

川勝知事との意見交換ですが、具体的にどのような意見交換をして、どのようなことを決めたいというお考えはありますか。

知事

今般の河川水及び堆積物の調査につきまして、流域として、上流と下流を合わせて、一緒に行いましょうということが1点です。それから、調査方法についても、あらかじめ事前にすり合わせをして、同じ方法で一緒になってやるということがメインになります。

また、問題があったときには、この調査結果を踏まえて、河川環境の改善に向けて取り組んでいくという基本的な方針について、しっかり合意していきたいと思います。

記者

水質の調査についてお伺いします。調査開始が7月下旬で、その後、結果が出るのはいつ頃の見込みとなっているのでしょうか。

課長

9月から10月ぐらいには結果をまとめて公表したいと考えております。

記者

採水自体は県が行って、水の成分の分析などは他の機関に依頼するということですか。

課長

採水も含めて委託で行うかどうか、今調整しているところです。

知事

いつどういうタイミングで採水するか検討いたしまして、メディアの皆さんにも、場合によってはそこにご同行いただく形でできればと思います。

記者

堆積物の調査について、県内の河川を調査するということでしょうか。

課長

県内と静岡県の流域です。山梨県側は山梨県が責任をもって調査し、静岡県側は静岡県が責任をもって調査します。その方法などについて意思疎通を図り、同じ基準、やり方で調査をします。

記者

山梨県が調べる堆積物は山梨県側にある堆積物ということですか。

知事

はい。そこは分担ということです。

記者

一部報道で、雨畑川であった不法投棄との関連も言われていますが、そういう点も踏まえて、県にとっての今回の調査の意義を改めてお伺いできればと思います。

知事

できる限りしっかりとした調査を行いますが、難しいのは、アクリルアミドポリマーが検出されても、ニッケイ工業がかつて不法投棄したものがそこに堆積しているのかどうかということの因果関係の立証は、極めて大変になるのではないかと思います。もちろん努力するのは当然なのですけれども、現実的にそう簡単に(立証結果が)出てくるかどうか、これは専門家の先生に相談することだとは思います。

記者

専門家の人選について、今のところどうお考えですか。

知事

専門家の人選につきましては、まずは専門分野として、高分子ポリマーあるいは分析、水工学を専門とされている方を想定しておりまして、これらについて情報のある大学、あるいは国と相談をしているところです。今後の検討状況によりましては、この専門分野は増える可能性もあります。

記者

一部報道で、有識者会議を作るという話も出ていましたが、それは会議ということになるのか、会議体ではない形式をとるのでしょうか。

知事

会議体ではなくて、個別にご意見を伺う形で、スピード感を持ってやっていきたいと思います。

記者

調査費用は、それぞれの県で負担するという形になってくるのでしょうか。

知事

はい、そうなると思います。

 

以上

ページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

同じカテゴリから探す

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop