ページID:99818更新日:2021年5月28日

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知事臨時記者会見(令和3年5月27日木曜日)

防災新館401,402会議室

16時00分から

 

発表事項

発表事項以外の質問事項

0527会見

 宿泊療養施設スタッフの新型コロナウイルス感染について

知事

まず、会見に先立ちまして、昨日判明いたしました、富士河口湖町にあります宿泊療養施設のスタッフの感染に関しまして、現在、感染原因等の詳細につきまして、引き続き、保健所において調査中であります。

県として、今回の事案を受けまして、甲府市と富士河口湖町の宿泊療養施設に対しまして、スタッフの健康管理、あるいは感染防止対策について、一層の徹底を図るべく、指示をしたところであります。

今後、保健所の調査結果を踏まえまして、改善が必要な点について、速やかに対応して参りたいと考えております。

記者

昨日、担当の部長にお話いただきましたが、こういう形でスタッフの方々で感染が何人か出てしまったっていうことに対して、改めて知事のお考えをお聴きできればと思います。

知事

ある意味、多くの皆さんの信頼というものに、場合によっては傷がつく事態になってしまったわけでありますが、今後こうならないように、今回のケースをしっかりと検証、研究します。また、例えば医療機関におけるスタッフの内部の感染と施設外からの感染の問題も含めてしっかりと研究し、宿泊施設に対しても、医療機関同等の信頼性を確保するべく、これからしっかり対応をしていきたいと思います。

そういうことをきっちり調べて、宿泊療養施設のスタッフの皆さんにご理解をいただいて、それを実行していただくというステップに入っていきたいと思います。

記者

今、原因調査中ということだと思うのですけど、今のところ何か疑われるような不適切な行動やそういうことが疑われる事例とかはあったりするのですか。

知事

 その情報は、今手元にはないです。

 

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 グリーン・ゾーン認証施設における感染連鎖の発生について

知事

グリーン・ゾーン認証を受けた飲食店で会食されたグループの中から、大変残念なことに、複数の新型コロナウイルス感染者が確認された事案が発生しましたのでお知らせいたします。

まず、事案の概要につきましてご説明申し上げます。

一昨日、甲府市保健所におきまして、陽性が判明した大学生の行動歴を確認したところ、甲府市内にあります飲食店を、5月16日日曜日に合計9名で2,3時間程度利用し、この方を含む男女計6名の陽性が確認されております。3名は陰性でございます。

現時点におきまして、これらのうち4名の方に変異株感染が確認されています。

聞き取りの状況ですが、県では、第一報を受けました25日、直ちに甲府市保健所による感染症法に基づく調査に合わせまして、当該店舗の立ち入り検査を行ったところであります。

その結果、当該店舗においては、入店管理簿による利用者の把握を行っておりましたが、パーテーション等につきましては、変異株に対応した新基準を満たしたものではなかったということであります。

このグループの利用状況につきまして聞き取りを行いましたところ、マスク会食は行っていたとのことですが、大声での会話があったためお店から注意を行ったこと、その一方で、90分を超える利用については注意しなかったことなどが判明しているところであります。

これらのことから、感染が拡大した直接的な要因は、大声での会話による飛沫感染と推察されています。

全国的にこれだけ感染が拡大する中で、マスクを着用していたとしても、大きな声で会食を行えば感染に繋がるリスクが高いわけでありまして、当該事案を引き起こしました利用者側の責任は大きく、また、認証基準におきます90分を超える利用を見過ごし、注意は行ったものの、結果として大声での会話を許してしまった店側の姿勢につきましては、感染を拡大させた一因となっておりまして、誠に残念なことであります。

感染者が増加しております若い方々におかれましては、ぜひご自分の行動が与える社会への影響の大きさをしっかりと認識をしていただきまして、一般的な感染対策はもちろんのこと、利用するお店のルールを厳守していただくことを改めてお願いいたします。

また、認証事業者の皆様におかれましては、利用者側の過失ではあったとしても、店側の対応に問題があれば、グリーン・ゾーン認証の取り消しなどに繋がりうることから、ぜひ利用者に対しまして、お店のルールを守るよう毅然とした対応をとっていただくとともに、今週受け付けを開始いたしました補助金を活用して、変異株への対応を速やかに講じていただきたいと思います。

記者

グリーン・ゾーン認証施設の患者の発生についてですが、感染連鎖という言葉を使われていましたが、クラスターという認識でよろしいでしょうか。

知事

5人以上ですのでクラスターです。

記者

現在のお店の営業状況はどうなのかということと、先ほど知事が、利用者側に問題があったとしても認証取り消しの対象になるということですが、このお店の場合は、実際に取消なのか、一時停止なのか確認させてください。

知事

このお店は現在営業をしております。今回はかなり特殊な事例なのですが、最初の段階で把握された何人かの感染者の発症日からすると、このお店の利用は、その発症日より2日以上前になります。ですが、最後の方に濃厚接触者として判明された方を検査したところ、結果は陽性でした。その方の調査を行ったところ、その方の記憶を遡ると、あまり自覚をされてなかったようですが、思い返してみると、実は何日か前に症状があり、そこから2日遡るとこのお店を利用していたという状況でした。それまでの調査の中ではその発症日から大体2日遡るところを全部調べるため、その網には入っていませんでした。ですので、通常はお店が判明したら、すぐに営業を止めて、例えば消毒するということがあるのですけれども、営業が継続されていた状況で、この患者たち以外の従業員や他のお客さんに関しては、感染された方や濃厚接触者がいないということで、現時点では安全だということであります。

そこで、なぜこのグループの中で感染が起こったのかという原因を調べたところ、大声での会話があり、なおかつ長い時間滞在したという、運営面でしっかり対応をしていただくべきところができていなかったわけでありますので、このお店からは、「今後しっかりやります」という誓約書をいただきまして、今後の改善をお約束いただいたということであります。

次回、また同じことが起こると誓約書に反したということになりますので、その時は厳しいスタンスを持って臨まなければなりませんが、現在、そのお店は感染防止に気をつけて、ルールに沿った運営をしますとお約束をいただいているので、我々としてはそれで良いだろうということで認証の停止や取り消しは、今回はしないという判断をしております。

記者

今回は認証の停止や取り消しはしないということをご説明いただきましたが、何か基準みたいなものは設けないのでしょうか。ケースバイケースになってしまうかもしれませんけど、その点はどうなのか伺います。

知事

我々としては、感染防止のためのルールは、お店側の運営のあり方としても、あるいはお客さんに対しても、しっかりと求めていただきたい。

それが感染を防止することになるわけですが、他方で、なかなか客商売ではやりづらいだろうというのも事情としては想像に難くないわけであります。そういう意味で、一定の基準というよりはケースバイケースで判断せざるをえないだろうということが一つです。

その中でも今回は、次回以降きっちりとやりますという誓約書をいただくことをもって良しとしようということです。その誓約書を破った場合には、今度は厳しい対応を持って臨むしかないと思いますので、今回のケースを一つのモデルとして、今後の認証制度の信頼性維持のための仕組みにしていきたいと考えています。

記者

先ほど知事のお話の中で、パーテーションに関しては新たに強化された基準を満たしていなかったということですが、それ以外の、例えば換気設備の状況とか、そういった点に関しては新規の基準に関してはいかがだったのでしょうか。

課長

現地確認を行いまして、換気については換気扇がありまして、空気清浄機も設置しておりました。CO2センサーとかの設置はまだですが、そういった対策はとられていました。

 

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 障害者施設職員のPCR検査対象拡大について

知事

先週、高齢者施設に入所している方が安心して生活できるよう、いち早く感染を発見し、拡大を防ぐために、入所者のワクチン接種が完了するまでの間、感染が広がっていない地域においても、希望する施設の職員を対象にPCR検査を実施することを発表いたしました。

その際、記者の皆様から、障害者施設についてはどうかというご質問をいただきまして、検討した結果、障害者入所施設につきましても、6月上旬をめどに、準備ができ次第、検査を開始することといたしました。

また同様に、入浴介助の際に、暑さや汗による息苦しさを軽減するマスク用のインナーフレームにつきましても、障害者入所施設にも配布して参ります。

 

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 甲府看護専門学校、県立大学のワクチン接種への協力について

知事

素晴らしいお話をいただきましたので、ぜひご紹介させていただきたいと思います。

甲府看護専門学校あるいは県立大学から、ワクチン接種への協力の申し出をいただきました。

今月21日に、県医師会の今井会長と甲府看護専門学校の副校長さんが、私のところまでおいでになりまして、専門学校の生徒さんと教員の方々が、ワクチン接種に全面的にご協力いただけるとの申し出をいただきました。

甲府看護専門学校には、准看護師の方が看護師の資格を取得するための学科がありまして、この学科の生徒さん約40名の方と先生方が、ワクチン接種に関しご協力をいただけるとのことであります。

本来はこちらからお願いに伺わなければいけないところですが、甲府看護専門学校の副校長さんから、「この国難で協力をさせていただくのは当然です」とか、「ごみ拾いでもさせてください」というお言葉を私どもに伝えていただきまして、まさにこれは福音であり、本当に心からありがたい、感謝すべきお話であると思います。

この場をお借りいたしまして、県民の皆さんに変わりまして、甲府看護専門学校の皆様に感謝申し上げたいと思います。

現在、関係者と調整をしまして、7月末までの高齢者への接種完了に向けまして、各市町村がご尽力されておられますが、そこへの派遣スキームが構築できないかなど、どのようにご協力いただくのが最善か検討を進めているところであります。

また、県立大学からも、看護学部の先生方が接種にご協力いただけるとの申し出を頂戴しております。

こちらも本当にありがたく思います。

どのようにご協力いただくかにつきましては、同様に現在検討しております。

県といたしましても、引き続き、皆さんと力合わせて、1日も早い接種の完了に向けまして、努力して参りたいと思います。

改めまして、今回の申し出をいただきました両校の皆様に、心からの感謝を申し上げます。

記者

生徒の方は約40名という数字が出ていますが、県立大学や専門学校の先生も含めると、大体どれくらいの人数の協力が得られそうだという見通しがありますか。

課長

全員にご協力いただけるかは別としまして、看護専門学校の先生が約20名、県立大の先生方が50から60名でございますので、この方々が分母にはなります。

記者

歯科医師の場合ですと、筋肉注射の経験者とか研修を受けた人という条件がありますが、こちらの方たちは何か条件があるのですか。

課長

先生方は当然看護師の資格を持っていますので条件はありません。先ほど申し上げた学生の方も、通常の学生とは違いまして、すでに准看護師の資格を持った方が、正看護師の資格を取るために専門学校に通われているので、准看護師としての資格をすでに有しておりますので、通常の准看護師と同様に、医師看護師の指揮の下ということは同じですけれども、歯科医師のような形での条件があるものではないと認識しています。

記者

看護師の方40名と、先ほどご説明があった先生方を入れて100人規模になるかと思うのですが、知事としては、新たな担い手の確保に繋がっているというか、確保できたというような認識になるのでしょうか。

知事

もちろん、担い手は多ければ多いほどありがたいわけでありまして、こういうご協力の申し出があったというのは、その担い手の確保に大きな前進があったということで、大変ありがたいと思います。

記者

ワクチン接種に関して、都道府県等で大規模接種会場を設ける動きが広がっていると思うのですが、山梨県で、「やる」「やらない」「決まっている」もしくは「検討している」ということがあれば教えてください。

知事

今、全市町村におきまして、目標とする7月末までの高齢者の接種が可能であるということを、自治体それから各地区医師会の先生も含めてお話をしていただいておりますので、私どもとしては、現時点においては、大規模接種会場を設ける必要はなかろうと考えております。

各地の医師会の先生方は大変高い士気を持って、この問題に向き合ってくださっております。本当にありがたい限りです。私が先般お伺いしたある地区の医師会では、「長崎さん、あんた人手不足だっていうけどとんでもないことだ。ワクチンさえ持ってくれば、俺達は必ず期限までに打ち切る。しっかりとワクチン持ってくることに全力を注げ。」というようなお話をしてくださるようなところもあって、こういうお話をしてくださるところは、1ヶ所2ヶ所じゃなくて、ほぼすべての地区と言っても私は過言ではないと思いますが、地区医師会の先生方、もちろん県医師会の先生は、この問題に対して極めて高い士気を持って臨んでくださっておりますので、私は今の状況で、目標の達成は十分可能だろうと考えております。

ただ、今後の状況を見ながら、何がしか必要なことがあれば、我々としては万全のサポートをし、とにかく一刻も早く皆さんがワクチン打っていただけるように、取り計らっていきたいと思います。

 

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 富士川の汚泥調査について

知事

 富士川水系につきましては、令和元年度以降、濁りに関する調査を実施しておりますが、この調査におきましては異常は認められていないわけであります。

こうした中、富士川の泥から、雨畑川に不法投棄された汚泥に含まれる凝集剤であります、アクリルアミドポリマーが検出されたとの報道がありました。

この報道が語るところが事実であるとすれば、大変由々しき問題でありますが、まず、県としては、この事実関係を確認するため、しっかりとした調査を実施することといたしました。

調査といたしましては、凝集剤に着目し、泥と水質の調査を行います。

泥の調査につきましては、凝集剤成分を検出する方法が確立されていないなどの課題があるため、具体的な調査方法について検討を行う必要があります。このため、調査計画の立案をコンサルに委託するとともに、専門家の意見を聞いて調査計画を策定し、速やかに調査をして事実関係を明らかにして参りたいと考えます。

また、同報道におきましては、凝集剤が分解して有害性のあるアクリルアミドモノマーになるとの指摘がございます。このため、アクリルアミドモノマーに着目して、早急に水質の調査を行うこととし、これまで行ってきている富士川水系の濁りの水質調査に、アクリルアミドモノマーも加えて実施することといたします。

いずれにいたしましても、富士川の水環境を守っていくことは大変重要なことであります。従いまして、静岡県に対しまして、今回の調査に加えて、富士川の河川環境の改善について連携して対応していきましょうということを申し入れ、静岡県からはご快諾をいただいているところであります。

両県で協力して、水環境の改善にしっかりと取り組んで参りたいと思います。

記者

先日の会見の後の報道で、有識者会議も立ち上げるというお話もあったと思うのですが、どうようにお考えでしょうか。

知事

まずは調査をすることが先決ですので、今申し上げたとおり技術的な問題がありますので、そこをしっかり専門家と一緒に検討して、調査計画を策定していきたいと思います。

記者

有識者会議の設置も検討していらっしゃるということでしょうか。

知事

そのあとに話を整理して、まず調査をしっかりやりましょうということです。それがすべての出発点というか基本になるわけであります。

あの場所に不法投棄された凝集剤が、下流の方まで行っているのかどうなのか、その因果関係はしっかりと科学的に分析できるのか、ここをまず我々としてしっかり把握をしないといけないわけです。

また水質に関しても、先ほどお話をいたしましたが、アクリルアミドポリマーが、紫外線を浴びたらモノマーになるような話がありますが、それはどの程度のものかということをしっかり把握しないといけません。アクリルアミドポリマーは、かなり汎用的に色々なものに使われているものであって、またモノマー自体は水溶性で、それが人体に影響を及ぼす可能性があるのかどうかもしっかり数値を持って調査をして、把握をしなければならないわけでありまして、まずはこの調査をしっかりやりましょうということであります。  

その因果関係の立証に至るだけの結果が出せるのかどうかは、まさにこれからしっかり調査をした上でないと判断ができないわけですが、その因果関係云々を別にして、本日静岡県と話をしたのは、いずれにしても、この川の姿というものは、かつてのきれいな川に回復させることを目指して、我々努力をしなければならないということで、これは静岡県と山梨県で力を合わせて取り組んでいくことになります。

記者

ターゲットはアクリルアミドポリマーもしくはアクリルアミドモノマーでいらっしゃるということだと思うのですが、モノマーは知事もおっしゃったように水溶性で、相当程度の水を取らないと分析できないのかなと思ったのと、これは質問ではないのですが、アルミ系のパック、例えばポリアミン系とか、他の凝集剤もたくさん投棄されているという状況がおそらく書類上でわかってくると思うのですが。

知事

そこは専門的に判断し、調査の中で議論します。

記者

専門家の方にお話を聞かれるということなのですが、この専門家はどのような方にお聞きになるかというのはある程度決まっていますでしょうか。

課長

現段階では、高分子ポリマーの専門家や分析の専門家、あと水工学の専門家といった方々を想定しています。

記者

令和元年度以降、濁りの調査を続けてきたということでしたけれども、これはまだ、現在も定期的に継続しているのでしょうか。

課長

現在も継続しております。

記者

特に濁りは認められないという結果だとのことですが、一方で河川環境の改善を静岡県と申し合わせたということです。河川環境の改善とはすごく幅広な言葉ですが、例えばどういうことを考えておられるのでしょうか。

知事

まさにこの泥をどうするかという問題だと思います。

アクリルアミドポリマーの蓄積をどうするかという問題は、しっかり取り組まないといけない話だろうと思います。

その原因はどうかというのは、ものすごい議論や分析が必要になってきて、公害訴訟というのはそういう因果関係の判断などで、どの問題でも大変な時間もかかります。

ですので、アクリルアミドポリマーの由来をどこまで求めるかという調査は調査として別にして、いずれにしても川は綺麗にしないといけないわけですので、その取り組みをこれから静岡県と相談しながらやろうということで話がついているところです。

先ほどご指摘のあった、この人工物による泥、自然環境に本来ないものをどう評価して、どうあるべき姿にしていくかということを、静岡県と話をしながら一体となっていきたいと今日話をして、やろうということになったので、これからしっかりとやっていきます。

記者

この泥の調査をコンサルに委託しながら計画を作っていくという話ですが、時間的なスパンはどのように考えていますか。

知事

まず、調査計画を立てるためのコンサルへの委託を6月中に発注したいと思います。

記者

いつ頃計画を作っていくか具体的な目標はありますか。

課長

調査計画は秋ごろをめどに策定しまして、策定後速やかに調査に着手して、できるだけ早く結果を出すように最大限努力して参ります。

記者

不作為とは言いませんけども、県は河川管理する立場であり、さらに不法投棄を監督する立場であった上に、今回の不法投棄をした会社の社長は元治水課のOBであったという中で、どうやってその調査の中立性を保つのかというそういうシステム的な部分について伺います。

知事

この当該企業に調査させるわけではないので、我々が調査を行うわけです。

記者

その監督なさっていた河川環境とか、例えばその不法投棄を監督していたのも、県ではないかと思うのですが。

知事

ちょっとご質問の趣旨がよくわかりませんけど、我々はしっかり調査を行っていく。それ以上何か変な邪推というのは山梨県に対してちょっと失礼じゃないですか。

記者

そうかもしれません。ただ事態が事態ですので、例えば国の関与とか、環境省の関与とかそういったことは求められないのでしょうか。

知事

山梨県でやれることをやります。それは大変失礼な言い方で、山梨県があたかも変な調査をする、お手盛りの調査をするというようなことを前提に想像されての議論だと思いますが、それは極めて失礼な質問であって、そんなことはない、あるわけない。

こういう見識のない質問に対しては、抗議の意思を持ってお答えをしたいと思います。

記者

調査の対象エリアについて、静岡県と協力してやられるということですが、山梨県として、雨畑川から富士川河口までを想定していらっしゃるということでよろしいでしょうか。

知事

そこは静岡県と相談いたしますが、山梨県としては、雨畑川から少なくとも県境(までは調査したい)さらに静岡の県域までは、静岡県と相談しながらやりたいと思います。

心配しないでください、ちゃんと調査します。そもそも静岡県も入ってやる調査ですので。調査結果は全部共有しますし、山梨県はちゃんとやるという話をしているので、それは額面どおりに受け取っていただきたいと思います。真面目に川の環境を良くすることにターゲットを設定します。

原因追求、責任追求は調査の上で行うべき話ですが、それには長い時間と莫大なエネルギーがかかり得る話なわけで、我々はやはり一刻も早く水環境を良くしようということが、まず行政としてやるべき話だと思っておりますので、静岡県と協力をしながら、この実質的な取り組みを先に行い、調査、因果関係の問題は粛々と進めます。これはこれで粛々と進めながら、実質的にその水環境、川をきれいにする取り組みをしっかり進めていきたいということであるので、そこはぜひ信頼をしていただいて、その出来不出来があれば、またご指摘をいただいて、不出来の部分はしっかりと改めていきたいと思います。

 

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発表事項以外の質問

 国有資産等所在市町村交付金について

記者

今日の報道であったものですが、国有資産等所在市町村交付金の関連で、年間の交付金が本来交付すべき金額よりも少ない状況だったとのことですが、現状と今後の対応について知事の方から説明いただけますでしょうか。

知事

この国有資産等所在市町村交付金というのは、例えば県有地であれば、県有地が所在する市町村に対して、ある意味固定資産税の代わりとして、県が市町村にお支払いするものになっています。これは国有資産等所在市町村交付金法という法律に基づいた、県の義務になっております。

これに関しまして、この交付金の算定基準は、やはり法律によって定められておりまして、現況で評価するということになっております。

ところが、私どもがこれまでやってきたのは、その開発前の山林原野で評価した土地価格をもとに交付金額を算定しておりましたので、こういう問題が把握できた以上は、しっかりと是正をして、来年度以降、適正な交付額にして参りたいと思います。

記者

現況ではなくて素地でやってしまっていた理由というのは、どういったことになるのですか。

知事

そこは、現在承知をしかねております。これまであの土地の価値の把握というのが、適正化調査しかやってなかったということが、一つの原因なのかなとは推察をいたしますが、何故そうなったかというのは、ここでしっかりと責任のある答えはいたしかねます。

記者

交付金の話ですけども、大河内鑑定と嶋内鑑定のどちらを使って算定しますでしょうか。

知事

そこはちょっと、これから議論をいたします。弁護士を含めて、どういう鑑定をどういうふうに使えばいいか議論して、山中湖村と富士吉田市になろうかと思いますが、この自治体ともご相談しながら決めていきたいと思います。

記者

いずれしても1億2億の規模感で来年度は増えるということでしょうか。

知事

おっしゃるとおりです。

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 聖火リレーのスポンサー車両に関する発言について

記者

聖火リレーのスポンサー車輌に関する発言について、組織委員会から何か連絡があったということですが、いつどういう形で連絡があって、どのように答えて、今知事はどうお考えなのかということをお聞かせください。

知事

先般の会見の場で、スポンサーカーの大行列が、聖火リレーに関して、感染防止と聖火リレーの両立という観点から望ましくないのではないかというお話をしました。その前提として、我々としてなるべく公道でやりたいと考えていて、公道でやることを考えれば、感染防止とスポンサーカーのあり方というものは、見直さないといけないのではないかというお話をしたところ、組織委員会の幹部の方から抗議の電話があったということは、既に報道されているとおりです。

これに大変憤りを感じたわけですが、ただその後に釈明の電話をいただきまして、私がこの会見の場で申し上げたことのごく一部をとらえての発言だったので撤回させて欲しいという話がありましたので、我々は、公道でやることを前提とした時に、こういうことが必要だという話をしたのですが、よくわかりませんが、どうも「早とちりでごめんなさい」という話でしたので、それならば「それでいいですよ」というお話になりました。

今日も、実は橋本会長から直接お電話いただいてお話をして、「組織委員会として不用意な発言で迷惑をかけた」というお話をいただきましたので、繰り返しになりますが、「山梨県としては聖火リレーというものはぜひ公道でやりたいんだ」と。「ただ公道でやる時には必ずその感染防止対策には、最大限の気を使わなければならない。この聖火リレーの後にクラスター、それこそ感染爆発が山梨で起きて、それは起きるとしたらオリンピックの開会前ですから、そんなことになってしまっては、オリンピック本体にも水を差すわけですので、我々としては感染防止対策というものを徹底してやりたい。そのために、ぜひ組織委員会と山梨県の間で、しっかりとした話し合いをしたい」というお話をしたところ、橋本会長はそれに対して同意をしてくださいまして、既にもう事務的には打ち合わせが始まっているという状況です。

建設的な方向にステップを踏むことができまして、組織委員会、橋本会長をはじめとする組織委員会の皆様のご尽力に、山梨県としては感謝をする次第であります。

記者

橋本会長から謝罪があったということだと思いますが、副事務総長はどの辺を誤解していたのでしょうか。

知事

それは多分「公道でやる場合に」という発言と取っていなかったのではないかと思いますが、どうですか。

課長

今知事がおっしゃったとおりですが、大会組織委員会からは、一部の部分だけを切り取られて抗議の電話があったのですけれども、本県では公道で行いたいので、それにあたってはしっかりと感染症体制を取りたいというところが、多分抜けていたのかなと思っております。

 

以上

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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