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ページID:111995更新日:2024年2月26日
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蛍光X線分析装置は、試料にX線を照射したときに発生する蛍光X線を分析することで試料を構成する元素の種類と量を調べる装置で、エネルギー分散型と波長分散型の2種類があります。
エネルギー分散型は一つの検出器で多元素を同時に分析するため、迅速・簡便に含有元素を分析することができますが、分解能が低いために高精度な定量分析には不向きです。また、軽元素側で感度が低下する傾向があるため、一般的にはNe(ネオン、元素番号10)以下の軽元素が測定できません。
一方、波長分散型は、分光結晶を用いて特定波長だけが検出器に到達するようにして測定を行うため、高分解能であり、数ppm程度の微量成分の定量分析も可能です。またB(ホウ素、元素番号5)からU(ウラン、元素番号92)までが測定可能です。
【この装置は平成24年度「公益財団法人JKA補助事業(競輪の補助金)」により導入しました。】
株式会社リガク
ZSXPrimus2.
測定可能元素 | 5B~92U |
最大試料寸法 | φ51mm×高さ30mm |
測定可能試料 | 固体、液体、粉末 |
測定時雰囲気 | 大気、真空、ヘリウム |
定量分析手法 | 検量線法、FP(ファンダメンタルパラメータ法)、散乱線FP法、材質判別機能 |
3,550円/1時間
5,070円/1試料(定性分析)
5,040円/1元素(半定量分析)
機械電子技術部