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更新日:2017年5月12日

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遺跡トピックスNo.0408県指定史跡甲府城跡石垣

県指定史跡甲府城跡一覧

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甲府城の石垣

県指定史跡甲府城跡には、およそ400年前に築城された当時の石垣が良好にのこされています。甲府城の石垣の大半は、自然の石をほとんど加工せずに積んでいく「野面積み(のづらづみ)」とよばれる種類のもので、お城の石垣づくりの歴史の中でも特に古い時期のものです。

甲府城跡は、この野面積みの石垣が贅沢にのこる全国的にみても大変貴重なお城として知られていますが、城内には、写真1のような、もう少し新しい時期の石垣も少数ながらみることができます。

0408_石垣写真1写真1

所在地:甲府市丸の内

時代:中世末~近世

調査機関:山梨県埋蔵文化財センター

甲府城における築城期以降の石垣

一般的にお城の石垣は、1.石をほとんど加工せずに積む「野面積み(のづらづみ)」、2.粗加工などによって大まかに整形した石を積む「打ち込み接ぎ(うちこみはぎ)」、3.直方体に綺麗に整形した石を隙間なく積む「切り込み接ぎ(きりこみはぎ)」の順に変遷するといわれています。

甲府城の石垣の大半に見られるのは、1.の野面積みですが(写真2)、図1に示した3つの地点では、3.の切り込み接ぎに分類されるような、石を大きく加工して積んだ石垣を見ることができます。それらは、甲府城が築かれた後に、何らかの理由で石垣が改修されたことを物語っています。

0408_石垣写真2写真2

0408_石垣写真3写真3

写真2は野面積みの石垣、写真3は切り込み接ぎの石垣(図中の地点A)です。野面積みは石と石の間に大きな隙間があり、その間に小さな石が詰められています。一方、切り込み接ぎの石垣には、石と石が隙間なく積まれているのがわかります。また野面積みの石は自然のままの形にまかせているのに対し、切り込み接ぎは皆同じような形に整えられています。さらに、切り込み接ぎの石垣では、石が一段一段行儀良く並んでいるのも特徴です。切り込み接ぎ石垣の角の部分には、「江戸切り」と呼ばれる精緻な角部分の作り出しもみられます(写真4)。

大正時代に改修された記録の残る図1のC地点の石垣を除くA・B地点の石垣は、今のところ正確な構築年代がわかっていません。いずれも江戸時代中期に修理された記録があるのですが、その後も平成に行われた改修工事までの間に修理の手が加えられたかどうか、不明なのです。しかし、これらの石垣は、石垣づくりの技術史の一端を垣間見せてくれる大切な文化財です。

0408_石垣写真4写真4

0408_甲府城

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