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更新日:2017年5月19日

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遺跡トピックスNo.375鰍沢河岸跡出土の「泥めんこ」

 

富士川町の遺跡

  • 0005鰍沢河岸跡-泥めんこ-
  • 0025鰍沢河岸跡-礎石建物跡・井戸-
  • 0027鰍沢河岸跡-石垣・粘土枠遺構-
  • 0030鰍沢河岸跡-口留番所跡-0035鰍沢河岸跡-道・区画-
  • 0047鰍沢河岸跡-胞衣壺-
  • 0048鰍沢河岸跡-磁器・泥めんこ-0068鰍沢河岸跡-文政の大火-
  • 0092鰍沢河岸跡-目薬瓶-
  • 0113鰍沢河岸跡-元禄一分判金-0117鰍沢河岸跡-文政の大火と磁器-
  • 0188鰍沢河岸跡-荷物置き場-0203鰍沢河岸跡-竹製の水道管-0208鰍沢河岸跡-陶器製湯たんぽ-
  • 0242鰍沢河岸跡-御蔵台-
  • 0270鰍沢河岸跡-うさぎ文様の茶碗-
  • 0351鰍沢河岸跡-お茶碗にみるものがたり-
  • 0359鰍沢河岸跡-統制番号製品-0015町屋口遺跡-水路・道路-
  • 0291町屋口遺跡-明治時代の磁器-
  • 0360町屋口遺跡-河岸お蔵道-0114青柳河岸跡-石垣-
  • 0158平野遺跡-焼失住居跡-
  • 0375鰍沢河岸跡-泥めんこ-

「泥めんこ」写真1

H25_03775鰍沢泥めんこ写真1

江戸時代から近代に甲州の物流の大動脈の役割を果たした富士川舟運の拠点のひとつ鰍沢河岸から出土した「泥めんこ」です。

粘土を焼いてつくった小さな像で、江戸時代~明治時代の庶民の素朴な心が表われています。

「泥めんこ」写真2

H25_03775鰍沢泥めんこ写真2

「泥めんこ」の大きさは、おおよそタテ3cm、ヨコ2cm程度の本当に小さなものです。

粘土を凹型に押し込んで成形して焼いてつくったものです。「泥めんこ」の名称は、明治時代になって紙や鉛のめんこが登場したので、これに対して後世に「泥めんこ」と名付けられたようです。

メンコと聞くと投げて遊ぶ子供の玩具と思うかもしれませんが、ここに掲載したものの多くは土地の神様に奉納されたもののようです。

「泥めんこ」実測図1

H25_03775鰍沢泥めんこ図面1

写真だとわかりにくい部分があるので、実測図を用意しました。

ヒント

丸々と太った小鳥

魚に捉まって滝を登った子供

大蛇と戦った神話に登場する神様

「泥めんこ」実測図2

H25_03775鰍沢泥めんこ図面2

ヒント

いま世界の注目、実物は限りなく高く大きい。

帯を前で結ぶ人物、当時はファッションと文化の最先端を担っていました。

ふたつの岩を結んだ注連縄(しめなわ)の間から大きな丸いものが顔を出しています。

米俵にのっているのは誰?

ツヅミをもっている人物は?

わかりましたか?むずかしかったことと思います。

全部判った人は、粋な文化人として自負してもよいでしょう!

3738:「福良雀」食べ物がたくさんあって、丸々と太った雀、富の象徴。

3759:「節分のおかめ」、三方を持って手を振り上げた姿です。

3769:はちまきを締めて、袴をはいて、扇を手にした目出度いタコ。

3768:「金太郎」3773と髪型が同じです。

3773:鯉に捉まって滝を登る金太郎。「鯉金」鯉は天に昇って龍に変化するという端午の節句の鯉のぼりに通じるもの。

3786:「大蛇(おろち)と戦う素戔嗚尊(すさのおのみこと)」

4513:「打ち出の小槌」

4403:世界に輝く「富士山」です。

4426:「花魁」帯を腰の前で結び、カンザシを頭にたくさん挿しています。

4496:「大黒天」米俵に乗って右手に打ち出の小槌、左肩に大きな袋を掛けたのは大黒様です。

4422:「夫婦岩」左右の岩を注連縄(しめなわ)で結ばれた夫婦岩からの日の出です。

3788:「万歳の才蔵」実はこれが判るまではずいぶんと悩みました。像の造形にもルールがあって、大黒様は米俵の上、天神様は畳の上、恵比寿様は岩の上と神様は台の上に乗っているのです。そこで、神様でなく、頭巾(ずきん)かぶり、ツヅミを手にするめでたい人物、三河万歳で有名な太夫と才蔵の才蔵とわかりました。

これら「泥めんこ」の多くは、鰍沢河岸跡では蔵などの建物の土を突き固めた基礎から、銭とともに出土しました。建物を建てるときに、家内安全・商売繁盛を願って、土地の神様に奉納されたようです。

当時の人々の思い近づくことができましたか。

ここまで、お読みいただきありがとうざいました!

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