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更新日:2017年6月22日

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遺跡トピックスNo.0351鰍沢河岸跡(富士川町)~お茶碗にみるものがたり~

富士川町の遺跡

  • 0005鰍沢河岸跡-泥めんこ-
  • 0025鰍沢河岸跡-礎石建物跡・井戸-
  • 0027鰍沢河岸跡-石垣・粘土枠遺構-
  • 0030鰍沢河岸跡-口留番所跡-
  • 0035鰍沢河岸跡-道・区画-
  • 0047鰍沢河岸跡-胞衣壺-
  • 0048鰍沢河岸跡-磁器・泥めんこ-
  • 0068鰍沢河岸跡-文政の大火-
  • 0092鰍沢河岸跡-目薬瓶-
  • 0113鰍沢河岸跡-元禄一分判金-
  • 0117鰍沢河岸跡-文政の大火と磁器-
  • 0188鰍沢河岸跡-荷物置き場-
  • 0203鰍沢河岸跡-竹製の水道管-
  • 0208鰍沢河岸跡-陶器製湯たんぽ-
  • 0242鰍沢河岸跡-御蔵台-
  • 0270鰍沢河岸跡-うさぎ文様の茶碗-
  • 0351鰍沢河岸跡-お茶碗にみるものがたり-
  • 0359鰍沢河岸跡-統制番号製品-
  • 0015町屋口遺跡-水路・道路-
  • 0291町屋口遺跡-明治時代の磁器-
  • 0360町屋口遺跡-河岸お蔵道-
  • 0114青柳河岸跡-石垣-
  • 0158平野遺跡-焼失住居跡-
  • 0375鰍沢河岸跡-泥めんこ-

平成12年から19年にかけて、6回に渡って発掘調査が行われた「鰍沢河岸跡」。ここからは、河岸問屋、船宿などの家屋、道路、番所、年貢米を収めた米蔵などが確認されました。

鰍沢河岸は、江戸時代、富士川の流れを利用して行われた舟運の河港でありました。中でも、青柳河岸(南巨摩郡富士川町)、黒沢河岸(西八代郡市川三郷町)とともに甲州三河岸といわれ、一大商業地として、隆盛を誇りました。

鰍沢河岸全景

主な出土遺物としては、磁器や陶器があげられます。磁器には、花や動物、人物など様々な文様が施されています。

その中に、物語が描かれた碗(お茶碗)がありました。男性が傘をかぶり、鍬を持つ様子が描かれています。また、横には、竹の文様が描かれています。

陶磁器孟宗02

陶磁器孟宗03

陶磁器孟宗04

中国の『二十四孝』の中にある「孟宗」という物語です。

孟宗は、幼いころ父親を亡くし、母と二人で生活していました。母は病気で寝込んでいました。ある日、母は筍が食べたいと孟宗に告げました。時期は冬。筍が生えている季節ではありませんでしたが、孟宗は、母のために竹林に入り雪の中、筍を探しました。

探しても、生えているはずもなく、あきらめて天に祈ったところ、親孝行の孟宗の願いが天に届き、雪が解け土の中から筍が出てきました。

孟宗は、急いでこの筍を持ち帰り、母に食べさせました。母は体がよくなり長生きしました。

という話の一部分を描写したものです。

ちなみにこの物語の主人公である孟宗が「孟宗竹」の名前の由来と言われています。

<参考文献・引用文献>

山梨県埋蔵文化財センター2005『鰍沢河岸跡2.』山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第224集

 

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