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ページID:4417更新日:2017年6月16日

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埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0035

富士川町の遺跡

  • 0005鰍沢河岸跡-泥めんこ-
  • 0025鰍沢河岸跡-礎石建物跡・井戸-
  • 0027鰍沢河岸跡-石垣・粘土枠遺構-
  • 0030鰍沢河岸跡-口留番所跡-
  • 0035鰍沢河岸跡-道・区画-
  • 0047鰍沢河岸跡-胞衣壺-
  • 0048鰍沢河岸跡-磁器・泥めんこ-
  • 0068鰍沢河岸跡-文政の大火-
  • 0092鰍沢河岸跡-目薬瓶-
  • 0113鰍沢河岸跡-元禄一分判金-
  • 0117鰍沢河岸跡-文政の大火と磁器-
  • 0188鰍沢河岸跡-荷物置き場-
  • 0203鰍沢河岸跡-竹製の水道管-
  • 0208鰍沢河岸跡-陶器製湯たんぽ-
  • 0242鰍沢河岸跡-御蔵台-
  • 0270鰍沢河岸跡-うさぎ文様の茶碗-
  • 0351鰍沢河岸跡-お茶碗にみるものがたり-
  • 0359鰍沢河岸跡-統制番号製品-
  • 0015町屋口遺跡-水路・道路-
  • 0291町屋口遺跡-明治時代の磁器-
  • 0360町屋口遺跡-河岸お蔵道-
  • 0114青柳河岸跡-石垣-
  • 0158平野遺跡-焼失住居跡-
  • 0375鰍沢河岸跡-泥めんこ-

鰍沢河岸跡C〔かじかざわかしあとC〕

富士川舟運の川港である鰍沢河岸跡の一部である鰍沢河岸跡Cは、江戸時代から明治・大正時代にかけての遺跡です。国土交通省による甲西道路建設に先立って平成17年6月から10月にかけて発掘調査を行いました。

 

遺跡トピックスNo.0025やNo.0027で紹介した遺構以外にも鰍沢河岸跡Cからは多くの遺構が出土しています。

 

今回の発掘調査によって、複雑に入り組んだ家の区画や道が確認されたので紹介します。

  • 所在地富士川町(旧鰍沢町)横町
  • 時代江戸時代~明治・大正時代
  • 調査機関山梨県埋蔵文化財センター

 

遺跡全景

遺跡全景

 

調査風景

調査風景

出土した遺構

 

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写真1

 

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写真2

 

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写真3

今回の調査では、深さ2m程度まで掘り下げましたが最も深い所でも江戸時代です。写真のように複雑に交差した石垣が現れました。

 

石垣は家の敷地を造成し、区画するもので、たくさんの家が立ち並んでいた様子がわかります。

 

写真1の右側や写真3の中央で石垣が上下2段になっている所がありました。これは、富士川などの氾濫によって石垣が埋れたため、その上に積み足されたものです。

 

調査区の最も深い所では、石が敷かれた道が確認されました(写真1)。道を埋めている土は、川から運ばれてきた泥や砂で何層にも重なって埋まっており、その中からは火事で焼かれた土も入っていました。道はさらに写真2(中央石垣前面)、写真3(中央石敷き部分)へと繋がっていて、古い地籍図にもあることが分かりました。

 

現在では、町外れにあたるこの場所に江戸や明治の家の区画や道が整備され、川辺近くまで町並み広がっていて、川の氾濫で埋まってしまったことが分かりました。

 

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