知事臨時記者会見(令和6年8月9日金曜日)
ページID:116922更新日:2024年8月13日
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防災新館401,402会議室 14時00分から 発表事項
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知事
ご案内の通り、昨日、気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)によりますと、南海トラフ地震の想定震源域内でマグニチュード8クラス以上の地震が発生する可能性が平常時に比べて相対的に高まっている状況であります。
県では、直ちに災害警戒本部を設置するとともに、本日、私から全部局長に対しまして、地震の発生に備えて、担当する業務の再確認と体制の確保などにつきまして指示したところであります。
県庁として万全を期して参りたいと思います。
県民の皆様におかれましては、これまで通りの生活をしていただく中で、改めて地震への備えを確認していただきたいと存じます。
具体的には、家具の固定の確認、避難場所や避難経路の確認、ご家族との安否確認の方法の確認、加えまして食料や水、常備薬、懐中電灯、携帯ラジオ、マスク、或いはアルコール消毒液などの衛生用品など、生活に必要なものの非常持出品、備蓄品の再確認を是非ともお願い申し上げます。
また、県から直接、或いは市町村を通じまして、保育所や学校、病院、或いは福祉施設などに対しましても、必要な点検をお願いすることとしておりますので、各施設からご家庭に情報、或いはご連絡があったような場合には、十分に気をつけて留意をしていただきたいと思います。
なお、県をはじめ公的機関などの信頼できる発信元からの最新情報を随時ご確認いただきたいと思います。
巨大地震の発生に備えながら、落ち着いて生活をすることは何よりも肝要ということでありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
記者
先ほど部局長の皆さんに指示を出されたということをお話しされましたけど、現時点で県としての対応で何か決定している事項はありますか。
知事
先ほど指示を出したばかりですので、これから1つ1つ指示通りに、それぞれ点検リストが各部局から防災局に上がってきて、そこで相談があるということだと思います。
記者
昨日もお伺いしましたけれども、富士山がハイシーズンであるということで、特に多くの方が登られる季節になっていますけれども、県として例えばゲートの封鎖ですとか、或いは登山者への呼びかけですとか、対応について何かあればお伺いいたします。
知事
現時点ではまだ注意の段階ですので、そこまでの対応は必要なかろうと思っていますが、随時状況を見ながら対応していくと思います。
もちろん、レベルが進んだ場合には、今おっしゃるような登山に対するゲートの封鎖、或いはスバルラインの封鎖も含めて、対応を考えていきたいと思います。
記者
もう1点、今日午前中に10時15分から予定されていた会議が11時に遅れるというような状況がありました。
この遅延の理由についてお伺いいたします。
知事
各部局長に対する指示が、こういう事態ですので、しっかりクリアに、なおかつ、具体的にかつ漏れがないよう、最低限進めるために若干時間がかかってしまいまして、記者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
記者
昨日、災害警戒本部が立ち上がったのが19時15分だったのですけれど、報道機関には日付を跨いだ、5時間ぐらい経ってからの連絡でした。
報道機関を通じて県民に周知を図ることも大事かと思うのですけれども、遅れた理由は何なのでしょうか。
知事
全くおっしゃるとおりです。
局長
まず、注意情報が発表された時に一番留意した点は、県民の不安をいたずらに煽るような対応をとってはならないことであり、情報収集に努めておりました。
ただ、国が注意報情報を発表した時点で、県が災害警戒本部を立ち上げたことにつきまして、速やかに報道機関に情報提供できなかった点については、私の責任でございましてお詫び申し上げます。
記者
病院や保育所に必要な点検をお願いしたということなのですけれども、もう少し具体的に教えていただけますか。
局長
まさに今これからリスト化を進めようとしているところでございます。
指示を今いただいた後ですから、これからリスト化を進めて、対応していくことになります。
記者
点検というのは備蓄品の点検とかということでしょうか。
知事
備蓄ですとか、例えば非常用発電機の燃料がちゃんとあるのかとか、そういうところから始まって、あと入院患者さんのご家庭との連絡方法ですとか、そこら辺の確認がメインになるところでございます。
記者
昨日、お盆の時期を前に、コロナなどに対するいろいろな警戒を呼びかけられたばかりのところですけれども、南海トラフという新たな要素が加わったことで、コロナに対しての色々な警戒などについて、対応が変わるとか、こういうことも心がけてくださいみたいな、何か新しいことは加わりますでしょうか。
知事
先ほどちょっと申し上げましたけれども、ぜひ備蓄品の中にマスクですとか、消毒液、これはぜひご家庭で、あと常備薬として解熱剤などもあろうかと思いますが、こういうものをぜひ用意していただきたいと思ってます。
また、これは各市町村、或いは県自身もそうですけれども、避難所開設をした際の感染症対策、これについては再度点検が必要だろうと考えますので、CDCを中心に点検をしてもらおうと考えています。
記者
今おっしゃられたマスクとか備蓄品などについて、皆さんが買い急いで品薄になるというような心配もあるかと思うのですが、そのあたり、県から何か呼びかけていただいているということですか。
知事
県においては、マスクに関しましては、県民の皆様に提供できるだけの備蓄が既にありますので、過度の心配は不要だと思います。
いざ地震が起こったときに、我々から必要なマスクをお届けするまで、そう時間はかからないと思いますが、2、3日分もあればいいのではないかと思います。