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ページID:98002更新日:2021年1月18日
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補助事業による新規導入設備(令和2年度)令和2年度公益財団法人JKA補助事業の紹介 山梨県産業技術センターは、公益財団法人JKAから、令和2年度の公設工業試験研究所等の設備拡充補助事業による補助金(競輪の補助金)の交付を受け、設備の拡充等を行いました。 補助事業の概要材料の多様化、製品の複雑形状化などが進むなか、高精度、高品質なものづくりを実践するためには、さらなる加工技術の蓄積とその評価手法の向上が重要となっています。そこで、産業技術センターに、1.ワイヤ放電加工機、2.超深度顕微鏡システムを導入し、高精度な切断加工およびその加工表面の状態観察を可能とすることで、県内企業の製品の品質向上を支援します。 予想される事業実施効果高精度な加工機とその加工表面の観察装置を整備することで、高精度・高品質な加工技術に関するデータを蓄積し、評価技術を向上させることができます。それにより、県内の機械電子・金型産業における新製品の開発や品質向上による技術力、競争力の向上を図ると同時に、成長産業(ロボット・生産用機器、医療機器、水素・燃料電池関連技術、IoTを支える半導体関連産業領域等)への活用拡大が期待されます。 本事業により導入した設備1.ワイヤ放電加工機設置場所山梨県産業技術センター甲府技術支援センター 実験棟 概要直径0.1~0.3mmの細いワイヤ線により、高精度に金属材料(導電性材料)を切断する加工機です。ワイヤ線と金属材料との間で放電現象を発生させて切断する非接触加工であるため、材料の硬さに影響されることなく高い精度で加工が可能です。手入力による加工プログラム作成のほか、CADデータを用いてプログラムの自動生成を行うこともできます。また、自動結線機能も搭載されており、無人運転による加工にも対応できます。 仕様(1) 三菱電機株式会社 MP1200
2.超深度顕微鏡システム設置場所山梨県産業技術センター甲府技術支援センター 研究管理棟 概要熱処理や表面処理した製品表面の薄膜等の品質評価を行う他、微小異物の観察や破断面の解析を行う装置です。複数のレンズを用いることで、通常観察から超深度観察まで幅広い視野で観察することが可能です。接眼レンズ部分に画像素子を搭載しているため、観察像を液晶モニタに表示しながら作業ができます。また、通常レンズと超深度レンズをワンアクションで切換えることができるため、同じ観察位置のまま製品評価を続けることができます。 仕様(1) ライカマイクロシステムズ株式会社 DVM6 事業内容についての問い合わせ
この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。 |