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ページID:75567更新日:2016年10月26日

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議長記者会見(平成28年9月5日)

詳細内容

 平成28年9月5日(月曜日)午前10:00~午前10:30

県議会議事堂2階議会運営委員会室

 

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所感

(議長) 

先般、第124代県議会議長に選任をされまして、議長としての職責を全うしていきたいと考えております。

今まで新聞等々でもございましたけれど、やはり、まず県議会の正常化をあげる中で、公平公正な県議会、少数会派のご意見も尊重しながら、それぞれの立場の中で、公平性が保てるように、議長・副議長ともに頑張って参りたいと思っております。 

質疑事項

 

(記者)

公平公正な議会運営は今回キーワードだと思いますが、新議長として具体的にどういう運営をしていきますか。

(議長) 

少数会派も多数会派もあり、やもすると多数会派が役職を独占ということになるかもしれませんし、各党派閥もあるわけですが、県議会というのは、そういうものではなくて、それぞれ議員には、党派閥に関係なく活動していただくものだと思います。議会の中でも色々な役職がありますが、「オールやまなし」の中で協議し、役職についても色々な面で配慮しなければならないと思っています。 

(記者) 

役職というのは何でしょうか。

 (議長)

委員会や特別委員会等もありますので、私としては各会派代表者の中には、少数会派も多数会派もありますが、同じテーブルで、同じ話をし、そこでの議論を大切にしながら進んでいきたいと思っています。 

(記者) 

今回の流会に始まり、県民に対する議会の信頼回復という面ではどのようなことをやりたいと考えていますか。

(議長) 

今まで特別委員会で流会についての調整を行い、各委員の意見を聴取しました。専門家の意見も聞いた上で、委員長がまとめ、9月議会で報告があると思います。それに基づき対処しなければなりませんが、二度と流会を起こすような議会であってはいけないと肝に銘じ、議会基本条例等を含めて内容を検討し、再発防止に努めることにしています。

(記者)

議会基本条例の必要性をどうお考えですか。

(議長)

流会だけではなく山梨県議会はどうあるべきか、今後どうするべきか、また二元代表制等々のこともありますので、総合的な判断の中で、30道府県で制定している条例も参考にしながら、本県独自の条例を制定したいと思います。まだ議会事務局とも話をしていませんが、議長としての提案をたたき台とし、委員の皆さんからの意見を総合的に判断しながら、県議会としての基本条例を策定したいと思っています。時期はまだ分かりませんが、各会派とも協議をしながら進めたいと思っています。

(記者) 

どのような中身にしたいのか、先ほど独自のものをとありましが、もう少し議長が持っているイメージを教えて下さい。

(議長) 

全国の例を見ると、それほど内容的に変わりませんが、特に、流会を防げなかったことは、県民の皆様の視線の中で、反省しながら、そのことを付け加えたいと思います。議員発議の問題等もありますので、早急にとりまとめ、あらゆる角度から検討して、後世の人たちに山梨県議会とはこういうものだ、というものを示していきたいと思っています。

(記者)

他道府県で既にある基本条例に、流会の防止、予防的措置等を加える、というイメージですか。

(議長)

そのとおりです。

(記者) 

議長提案との話があったと思いますが、手法としては鈴木議長から提案という形ですか。

(議長)

それは、まだわかりません。最初に何もないわけにもいかないと思います。特別委員会を作るかどうかは、今からの皆さんのお考えによりますし、私の私案が反映されるかどうかは分かりません。それは皆さんで協議していただければいいし、私の考えていないこともたくさん出るかもしれません。そういうものを持ち寄って、いいものにしたいと思っています。

(記者)

特別委員会を設置する中で、議長私案を議論のたたき台として進めていくというようなイメージでしょうか。

(議長)

今はそうです。一からやるとなると時間もかかりますので。まだ議会事務局とも話をしていませんが、他道府県の基本条例を参考にプラスアルファで山梨県としてどういう形にしたらよいかを、その委員会の中で協議したいと思います。そこで、たたき台として、私案を皆さんにお示ししたいと思っています。

(記者)

9月定例議会の中でまとめたいということでよろしいですか。

(議長)

これはまだ、私の個人的な考えですから、議会事務局と早急に協議し決めていきます。

(記者) 

議長私案は、閉会後に全員協議会等を開いてお示しするのでしょうか。

(議長)

まだわかりません。協議をしながら進めます。

(記者)

前回、議会基本条例の策定に向けて策定委員会を作って進めたという流れがあるので、そこに議長の私案を出して進めていく中で、意見を聴取して決めるということでしょうか。

(議長)

基本的には議会改革検討協議会がありますから、その中で決めていけばいいと思います。ある程度の協議は前回(平成24年)にしているので、それも参考にしたいと思います。

(記者)

前回の途中で棚上げになった部分も出しつつ、議長私案も含めて、皆さんの意見を集めるという流れですか。

(議長)

検討協議会で最終的に決めることであり、その方向で進むと思います。

(記者)

少数会派の意見をどう取り上げるかということで、代表者会議や議会運営委員会があるわけですが、その中で今までは傍聴への対応が違っていましたが、それはどうお考えですか。

(議長)

委員外議員のことは前々から言われており、改革のために、次からは方向性を変えなければいけないと思います。

(記者)

議会運営委員会と同様、代表者会議でも委員外議員としての対応を考えなければいけないということでしょうか。

(議長)

そう思います。

(記者)

自民党の会派が一本化し、会派代表と議長とはどのように進めていきたいでしょうか。

(議長)

会派一本化では、臼井議員が座長として進めてきましたが、基本的にはやはり「和」が一番大切だと思います。どこもそうですが、口々に言い出せば、難しくなるかもしれません。私共も努力しなければならないし、新しい会派代表も出たことですから、そういう方向性の中で自ずとまとまると思います。

(記者)

議長として、後藤知事との距離の中で、ご自身をどう位置付けますか。

(議長)

この間も所信の一端を述べましたが、例えば他県には、知事与党会派という考え方を出している県もありますが、そうではなく、やはり立ち位置とすれば、与党も野党も基本的にはないと思います。国会の議員内閣制の中ではそれもあるかもしれませんが、地方の二元代表制を考えると、やはり議会は議会、知事は知事で、それぞれ立場が違います。それぞれが緊張感を持って努力し、議会には知事を監視する機能もありますので、これから政策の中で、提言をすることも議会の役目だと思います。それぞれが緊張感を持って、山梨県のために取り組んでいければいいと思います。

(記者)

流会でかかった費用について、石井前議長のときに提案が棚上げされていますが、どうお考えですか。

(議長)

基本的には私としてはゼロベースから考えていきます。どうするかは今からですが、特別委員会の委員長の報告等を勘案しながら、その責任の内容を分析し、対処したいと思います。

(記者)

この一年半の後藤県政に対する、議長としての評価はいかがですか。

(議長)

努力していることは間違いないと思います。議会としても、オール与党という形の中で来ていますので、応援は皆していくと思います。ただ、二元代表制の中で、良いものと悪いものをはっきり区別しながら、しっかり提言や話をしなければと思っています。

(記者)

議会改革検討協議会について、これは委員会とは別のものなのか、それとも委員会のことを指しているのでしょうか。

(議長)

協議会は委員で構成しています。全議員に諮っていかなければならないと思います。

(記者)

最終日にたたき台という話は、条例案のたたき台ですか?

(議長)

条例案の前に、どういう形になるかわかりませんが、私の考え方をお話しし、その後のスケジュールの中でやっていくということです。今、私が正確に言える状況ではありませんから、議会事務局とも相談して進めます。

(記者)

議長の任期に対する考え方はいかがですか。

(議長)

議長としてやるべきことを一生懸命やっていきます。

(記者)

たらい回しがありましたが、そういう県民の目線は意識されますか。

(議長)

議長として、やるべきことを完遂できれば任期にはこだわりません。ずっとやればいいというものでもありませんから、今はそういうことは考えていません。

  

(以上)

 

 

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