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ページID:64741更新日:2015年2月13日

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議長記者会見(平成26年12月26日)

詳細内容

平成26年12月26日(金曜日)午後2時00分~午後2時25分

県議会議事堂2階 議会運営委員会室

261226_議長記者会見

 

所感

議長

私は、12月10日の定例会開会日、議員各位に推挙をいただき第122代山梨県議会議長に就任しました。去る平成10年12月、第104代議長に就任して以来、2度目の議長拝命となります。

 

現下の県政を取り巻く環境の中にあって、責任の重さを痛感いたしておりますが、「是々非々和して同ぜず」の政治信条のもと、微力を尽くして参りたいと考えております。今後とも、県民の負託に応え、県民福祉の向上と県政の進展に全力で取り組んで参る考えであります。

 

はじめに、この時期に議長を交代し、私が議長となったことについての御理解をいただきたいと思います。

 

  • 先ず、横内知事は今期限りと明言されておりますので、12月定例会は知事の任期最後の県議会であり、一方、満了後には、新しい知事が就任されることとなり、県政にとっては極めて重要な節目を迎える時期であること。

 

  • 併せて、これまで与党としてしっかり支えてきた横内知事により育んでいただいた山梨発展の芽を引継ぎ、その取り組みを踏襲し、引き続き円滑な県政運営が行われることが望ましく、また私たち議員も改選期を迎える節目であること。

 

このような中、慣例にとらわれず議会経験が豊富なベテラン議員が対応すべきとの議会内の意見があり、今回私が推挙されたものと考えております。

 

さて、今定例会におきましては、一般会計補正予算案などの審議と併せ、防災体制の再構築、富士山火山防災対策、富士山の保全状況報告書等への取り組み、豪雪により被災された農家への支援、リニア中央新幹線の開業に向けた課題につきましても、活発な議論が交わされました。

 

また、12月18日には、富士山の保全状況報告書の取り組み状況について説明を受けるとともに富士山保全促進山梨県議会議員連盟臨時総会を開催し、昨日の12月25日には中央リニア新幹線建設促進山梨県議会議員連盟臨時総会を開催し、知事に対して政策提言を行うこととするなど、議員連盟の活動を活発に行って参りました。

 

さらに、昨日は、横内知事の2期8年の任期中最後となる定例会であったことから、これまでの御労苦を慰労するため、議長主催で横内知事を慰労する会を開催したところであります。

 

12月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。

 

報告事項

続いて、報告事項であります。

最初に、「中央リニア新幹線建設促進山梨県議会議員連盟が知事に対して行う政策提言について」であります。

 

中央リニア新幹線建設促進山梨県議会議員連盟においては、昨年10月規約改正が行われ、委員10名による研究委員会が本年1月に設置されました。

 

以来、研究委員会の活動を活発に行ってきており、第8回研究委員会を経て、河西委員長から「リニア駅周辺整備基本方針に関する政策提言案」の報告があったため、速やかに本議員連盟の臨時総会に諮ったところであります。

 

昨日12月25日(木曜日)に、臨時総会を開催し、明年1月早々知事に対して政策提言の提出を行うことにいたしました。

 

今後、政策提言書の内容を執行部において具体化していく過程においても、積極的に関わっていくこととし、中央リニア新幹線の建設促進に向けた活動を活発に行っていく考えであります。

 

次に、「富士山保全促進山梨県議会議員連盟臨時総会の開催について」であります。

 

去る12月18日(木曜日)富士山保全促進山梨県議会議員連盟臨時総会を開催し保全状況報告書の取り組み状況における取りまとめに先立ち、議員連盟として説明を受けました。

 

本議員連盟においては、これまで、臨時総会、研究委員会の開催を重ね、去る9月11日には本議員連盟から知事に対して「富士山の保全に関する意見書」を提出するなど富士山の保全促進に向けて積極的に活動を行ってきたところであります。

 

今後とも、議会として世界遺産富士山の保全促進に向けた活動を活発に行って参ります。

 

次に、「山梨・神奈川・静岡三県議会の相互の連携に関する覚書に基づく意見交換会について」であります。

 

去る11月21日(金曜日)神奈川県総合防災センターにおいて、山梨・神奈川・静岡の三県議会の議長、副議長が参加して、意見交換会が行われました。

 

この意見交換会は、三県で締結した覚書に基づく、初めての会合であり、「富士山火山防災対策」を議題に各県の取り組み状況を議長、副議長が説明し、その後、意見交換を行いました。

 

本県は、本年2月の豪雪災害を踏まえ、知事に対して行った「防災対策に関する政策提言」や、10月19日の三県の合同防災訓練、9月27日に発生した御嶽山の噴火を踏まえた防災対策の必要性等について説明を行いました。

 

意見交換は、主に御嶽山噴火を踏まえた装備品の整備等防災対策について行われ、山岳ヘリの活動等三県の連携した取り組みの重要性を確認し合うことができたと考えています。

 

次に、「第14回都道府県議会議員研究交流大会について」であります。

 

去る11月11日(火曜日)、全国都道府県議会議長会が主催する「第14回都道府県議会議員研究交流大会」が東京都内で開催され、本県から10名の議員が参加しました。

 

今回の大会は、神野直彦東京大学名誉教授の「地方自治体の将来展望と都道府県議会の役割」と題した基調講演の後、「議会運営の改革」をテーマとした分科会など、5分科会が開催されました。

 

以上でありますが、皆様よりご意見、ご質問等を伺いたいと思います。

 

質疑事項

(記者)

16年ぶりに2度目の議長に就任されたのですが、何か変わった点というものはありますか。

(議長)

十数年前と今日を比較して、色々な変化を感じているところであります。例えば、会派がいくつも分かれており、切磋琢磨という意味では良いことですが、合意形成という点については、色々な意味で至難な場面もあるように認識をしているところであります。議員同士、さらには、当局、執行部と議会側との自由闊達な議論の場が、昔と比べると少なくなっているような気がします。当局と議会が両輪と言われる以上、お互いにしっかりとした議論を深めて、合意形成を作っていくということが叶わないものかと、強く感じているところであります。当局との形式的な議論ではなく、もっと議会と当局という立場で、合意形成や議論を深めていくということが大切かと思います。

(記者)

今任期中で言いますと、浅川議長、棚本議長も議会基本条例の検討ということを掲げていましたが、まだ実現に至っていないわけですが、このことについて、どのようにお考えでしょうか。

(議長)

一つの課題であることは事実ですけど、政策提言とか政策条例とか、そういったものを議論していくために、政策立案等特別検討会議を設置して、この会議において、制定すべき条例、対象とすべき政策提言を決定するというような形になっている訳です。私としては、基本条例についても、もっともっと議論を深めるべきだと思っています。他県と横並びで物事を考えるということは、あまり好まないので、皆それぞれオリジナリティに富んだものを策定していくべきと思っております。

(記者)

他会派ともざっくばらんに議論できるよう働きかけていくということについてですが、任期中で言いますと、もうあまり時間がないかと思うのですが、例えばいつくらいまでにそういうことを行いたいという目処はありますか。

(議長)

冒頭、申しあげたように時間がないということは、ご指摘のとおりですけども、今回は知事の交代があるところです。私は、議会としても、議長としても、新知事に対して、横内県政の踏襲をしっかりお願いしていきたいと考えております。横内知事は、8年間という任期の中で、山梨県の将来に対する大きな礎を築いていただいたと思っておりますから、そういうことも議会全体で、新知事に対して、しっかりともの申していく、現状は、今の議会の中には、そういうことを議論する場もありませんが、そういうことを考えております。

(記者)

新知事が誕生されるまで、1か月余りですが、現状として、議会の中では、そのような議論ができていないという状態でしょうか。

(議長)

県議会としてはないですね。一部、個人的にはありますけれど。知事にとって議会の総意というのは、否定も否認もできないことですから、大げさに言えば、議会がノーと言ったら、県は回らない訳ですから、そういう意味で、議会の中でコンセンサスをしっかり形成し、新知事に伝えることを考えております。

 

(以上)

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