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ページID:84146更新日:2018年2月8日

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議長記者会見(平成29年12月19日)

詳細内容

平成29年12月19日(火曜日)午前11時30分~午前11時55分

県議会議事堂 委員会室棟2階 議長応接室

H291219_白壁議長就任

 

所感

(議長)

今定例会においては、東京オリンピック・パラリンピック大会の事前合宿などの誘致に向けて改修を進めている、富士北麓公園の陸上競技場や球技場における芝生の張りかえなどに要する経費を初めとする総額19億円余の一般会計補正予算案や山梨県国民健康保険条例案などの審議とあわせ、福祉施策や教育、県土整備、農業振興といった幅広い分野において、活発な議論が交わされました。

昨日の閉会日には、望月勝前議長の退任の意向を受け、議長選出に係る所信表明会の後、本会議において実施した議長選挙において、第126代議長に選出されました。

1日が経過し、議長の責任の重さに、一層、身が引き締まる思いであります。所信表明の折にも話をしましたが、12月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。

今後とも、よりよい山梨の未来が実現できるよう、後藤知事の進める重要施策に関し、自由闊達な議論を交わし、議会としての役割をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。

質疑事項

(記者)

意見交換とは具体的にどのようにするお考えですか。

(議長)

会派と会派、また議長と会派で行うことを考えています。イデオロギーの違いはあっても、目指すところは同じです。また、埋もれている中にもいい意見があります。議長が中心となって調整を図っていきたいと考えています。

(記者)

議会改革に取り組む中で、問題となっているところは何でしょうか。

(議長)

個別にということではなく、全体を総体的に変えていかなければならならないと思います。

(記者)

取り組む優先順位はどうお考えでしょうか。

(議長)

できることから進めていきます。改革だけではなく、後藤知事の取り組みと連携し、切磋琢磨して良好な関係を保ちながら、二元代表制としての役割を果たしたいと考えています。

(記者)

議会改革で、政務活動費の領収書をネットで公開している議会もありますが、山梨県はどうでしょうか。

(議長)

今は閲覧により公開をしていますが、県外調査についてはネットでも公開しています。必要に応じて段階的に検討します。

(記者)

議長交代について、当然たらい回し批判が出てきます。規則上は次の改選期まで議長職をできますが、お考えはいかがでしょうか。

(議長)

長い短いということではなく、いかに成果を出すことができたかが大切です。前議長も、一定の道筋をつけられたからお辞めになったということです。

例えば、4年間を1人の議長が務め、何も成果が得られず任期を終えたとしたら、それがよいのか、というと決してそうではないはずです。

(記者)

再来年の4月までは議長職ができるわけですが、成果を挙げた場合は、任期途中で議長職を辞める可能性もありますか。

(議長)

議長でいる間に他会派といろいろな調整を行います。所信表明でお示しした内容が達成したから終わりなのか、あるいはさらに取り組みを続けるのか、いろいろな意見が出てきますので、今は分かりません。所信表明で言わせていただいたことはしっかり取り組みたいと考えています。

タブレット導入について、今でも予算書等の資料は紙ベースで作成されています。それをデータとしてフォルダに保管することで、自分で見ることができるわけです。一度に全てを進めることはできません。そこには操作等の技術的な問題もあるわけですから。しかし、この程度までは進めたい、という思いがあるということです。

ペーパーレスもやりましょう、地球温暖化対策も打ちましょうと、議会も5%ずつ、毎年毎年、経費の削減というか紙ベースの削減を図っていますけど、そういうことを我々も率先してやっていきたいと思います。本庁はもっとしっかりやっていますから。

しかし、それには予算も相応にかかることが予想されますので、そういう調整も必要となります。

(記者)

ペーパーレス化とは、全議員にタブレットを配付し、Wi-Fi環境を整備するというイメージでしょうか。

(議長)

そのとおりです。端末を配り、Wi-Fi環境を整備して会派控室でも議事堂でも使用できるようにしたいと考えています。

AIやIOTについて質問をする議員が、自分達は何も取り組んでいないというのはちょっと違うと思います。

一度に全てということではなく、少しずつ段階的に進め、将来的にペーパーレスを目指したいと考えています。

(記者)

端末は、執行部に予算要求をするのでしょうか。

(議長)

検討します。

(記者)

来年度中の導入をお考えですか。

(議長)

これから執行部と協議をします。早く進めたいと考えていますので、そういう方向でお願いすることも考えています。

(記者)

ペーパーレス化の目的は仕事の効率をあげるためでしょうか。あるいは経費削減のためでしょうか。

(議長)

県では、ISOと同レベルの経費削減に取り組んでいるわけですから、我々も取り組みを推進したいと考えています。

紙ベースでは1枚数円かかり、これを全議員分やれば相当な経費がかかりますし、効率も悪くなります。

タブレットがあれば、データはフォルダに入っていますし、過去の発言等の情報も保存されていますので、効率的です。

段階的に進めていきたいと考えていますが、端末は必要となりますので予算要求をしたいと思います。

(記者)

予算の問題があるから段階的に進め、最終的にはペーパーレスを目指す、ということでしょうか。

(議長)

予算の問題もありますが、端末操作等の技術的な問題もあります。そういう部分の調整もしながら進めたいと思います。

(記者)

端末の予算は議員全員分でしょうか。

(議長)

そのとおりです。

(記者)

所信表明会で、常任委員会審査の日程をずらす考えを示しましたが、それはなぜでしょうか。

(議長)

常任委員会では、一度に課長補佐クラス以上の職員が集まるわけですから、突発的に問題が発生した場合、瞬時の判断ができなくなるリスクがあります。

それと、地方自治法では、議員は複数の常任委員会の委員となることができますが、本県では内規で1委員会としています。まずは委員会を2日に分け、段階的に進めていきたいと思います。

いきなり全委員会を分けると会期もその分延びます。まずは2委員会で進めてみたいと思っていますので、改革協で協議をします。

(記者)

例えば災害で、4委員会を同時に開催した場合、幹部がそれぞれの委員会に拘束されるため、リスクがあるということですか。

(議長)

時間的余裕があるならば同時に開催してもいいと思いますが、それぞれで瞬時に判断が必要となる場合、やはり日程を分けた方がよいのではないかということです。

また。自分が所属する委員会以外の案件はわからない、ではなく、他の委員会の案件も勉強していこうというのが、まずひとつ。そしてもうひとつが危機管理ということです。

 

 

(以上)

 

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