更新日:2019年6月25日

ここから本文です。

山岳遭難発生状況

山岳遭難の傾向として、中高年層(40歳以上)による遭難者が多く(約80%)を占めています。

特に、高齢者(65歳以上)による滑落や転倒による怪我、体調不良といった形態が目立ちます。さらに、低山のため、照明具や地図を持参せず日没やルートを見失い、道に迷う形態が多くなっています。

登山の前には、事前に登山ルートの確認を入念に行い、準備運動や体調管理を万全にして、決して無理をしないよう安全登山を心がけて下さい。

最新の山岳遭難状況は「山岳遭難ファイル」に掲載されています

平成30年度冬山期間における山岳遭難発生状況

平成30年度冬山期間(平成30年12月~平成31年2月)中における山岳遭難発生状況は、発生15件、遭難者数16人(死亡5人、負傷7人、無事救助4人)でした。(内訳は下記の表を参照してください。)

山系別では、南アルプス山系が6件6人、八ヶ岳・秩父山系が5件6人でした。態様別では、滑落が5件と最も多い状況でした。

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
平成30年度 15件 16人 5人 7人 4人 0人
平成29年度 10件 12人 4人 5人 2人 1人
前年比 +5件 +4人 +1人 +2人 +2人

-1人

平成30年中の山岳遭難発生状況

平成30年中の山岳遭難発生状況については、発生145件、遭難者175人(死亡25人、負傷67人、無事救助79人、行方不明4人)でした。(内訳は下記の表を参照してください。)

平成29年中に比べ16件の減少となりました。

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
平成30年 145 175 25 67 79 4
平成29年 161 180 30 81 68 1
前年比 -16 -5 -5 -14 +11 +3

 

年齢別発生状況

年齢別にみると、70歳代が39人と最も多く、次いで60歳代が36人、50歳代が32人となりました。遭難者に対する40歳以上の中高年者は142人と約8割を占め、また、65歳以上の高齢者は66人となりました。

居住地別発生状況

居住地別では、東京都に在住する方が63人と最多であり、昨年と比べ約10人の増加となりました。また、県外からの登山者が157人と約9割を占め、首都圏の在住者が134人となりました。

 山岳遭難ファイル

令和元年5月中の山岳遭難発生状況

発生日

場所

形態

性別

年齢

登山人数

概要

1日

水曜

八ヶ岳・秩父山系

(木賊山)

滑落

39歳

単独

縦走中、砂地に足を取られて転倒し滑落、両臀部を負傷

2日

木曜

南アルプス山系

(甲斐駒ケ岳)

滑落

64歳

単独

登山中、アイゼンを足に引っ掛け滑落、右足を負傷(防災ヘリ「あかふじ」が救助)

3日

金曜

大菩薩・道志山系

(小金沢渓谷)

転倒

54歳

単独

渓流釣りのため入山、釣り中に右足首を石に挟み転倒、右足を負傷(防災ヘリ「あかふじ」が救助)

3日

金曜

富士・御坂山系

(御巣鷹山)

滑落

29歳

単独

下山中、何らかの理由で滑落、後日、山中で倒れているのを発見。死亡を確認(県警ヘリ「はやて」が収容)

4日

土曜

八ヶ岳・秩父山系

(鶏冠山)

滑落

73歳

3人

登山中、雪に足を滑らせ滑落、肋骨を骨折(防災ヘリ「あかふじ」が救助)

5日

日曜

南アルプス山系

(甲斐駒ケ岳)

滑落

70歳

3人

下山中、雪に足を滑らせ滑落、左足を骨折(県警ヘリ「はやて」が救助)

8日

水曜

大菩薩・道志山系

(三窪高原)

発病

73歳

4人

山菜取りのため入山、体調不良により救助要請

9日

木曜

富士・御坂山系

(富士山)

滑落

49歳

単独

スノーボードを行う予定で入山。家族からの通報により八合目付近で倒れているのを発見、死亡を確認(県警ヘリ「はやて」が収容)

11日

土曜

大菩薩・道志山系

(三ツ峠)

転落

56歳

3人

ロッククライミング中、足を踏み外し転落、左足を負傷

18日

土曜

八ヶ岳・秩父山系

(乾徳山)

転倒

62歳

単独

下山中、スリップし転倒。別グループが発見し一緒に下山していたが、容体が急変し救助要請。脳挫傷で死亡

20日

月曜

富士・御坂山系

(富士山)

疲労

20歳代

単独

「軽装備のため疲れて動けない」と救助要請。捜索するも、遭難者は自力で帰宅

22日

水曜

南アルプス山系

(大武川地内の里山)

発病

82歳

10人

山菜採りのため入山、体調不良により救助要請、死亡を確認

22日

水曜

八ヶ岳・秩父山系

(雲取山)

滑落

62歳

単独

家族から帰宅しないとの通報を受け捜索、沢で遺体を発見(県警ヘリ「はやて」が収容)

27日

月曜

南アルプス山系

(尾白川渓谷)

滑落

81歳

3人

下山中、足を滑らせ滑落、左足を負傷(県警ヘリ「はやて」が救助)

28日

火曜

南アルプス山系

(日向山)

滑落

59歳

単独

別の登山者が斜面に倒れているのを発見、死亡を確認(長野県警ヘリが収容)

31日

金曜

富士・御坂山系

(王岳)

滑落

58歳

単独

下山中、足を滑らせ滑落、右足を負傷

掲載されている発生状況は、山梨県で発生した全ての山岳遭難ではありません。

これまでに掲載したもの

平成31年

1月 2月 3月 4月                

平成30年

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平成29年

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平成28年

8月 9月 10月 11月 12月              

 

お問い合わせ

山梨県警察本部地域課 
住所:〒400-8586 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(221)0110(代表)