更新日:2021年5月12日

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山岳遭難発生状況

山岳遭難の傾向として、中高年層による遭難者が多くを占めています。

特に、60歳以上による滑落や転倒、体調不良といった形態が目立ちます。また、低山では、照明具を持たず日没になったり、地図を持たずルートを見失ったりして、道に迷う形態が多くなっています。

登山の前には、事前に万全の準備をした上で登山計画書を提出して下さい。また、準備運動や体調管理を万全にするとともに、決して無理をしないよう安全登山を心掛けて下さい。

最新の山岳遭難状況は「山岳遭難ファイル」に掲載されています

令和2年中の山岳遭難発生状況

令和2年中の山岳遭難は、発生111件、遭難者数132人(死亡12人、負傷46人、無事救助71人、行方不明3人)となり、前年と比較して、発生件数54件、遭難者数53人と大幅な減少となり、発生件数、遭難者数、死者、負傷者ともに過去5年間で最少となりました。

(内訳は下記の表を参照してください。)

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
令和2年 111件 132人 12人 46人 71人 3人
令和元年 165件 185人 30人 83人 71人 1人
前年比 -54件 -53人 -18人 -37人 ±0人 +2人

 

山系別発生状況

山系別では、都心からアクセスのよい秩父山系、大菩薩・道志山系で72件が発生し、全体の約65%を占めています。一方、例年発生の多い南アルプス山系では、北岳周辺の登山道が利用禁止になったことなどから20件(前年比-48件)の発生となり、全体の18%となっています。

態様別発生状況

道迷いが32件(約29%)で最多となり、次いで滑落が29件(約26%)となります。首都圏からアクセスのよい秩父山系、大菩薩・道志山系、御坂山系における道迷い(27件)が道迷い遭難全体の約84%を占めています。

年齢別発生状況

40歳以上の遭難者は約77%、60歳以上の遭難者は約40%を占めるなど、中高年が多数を占める状態が続いています。

居住地別発生状況

県外居住者が約83%、関東居住者は約71%となっています。また、都道府県別で見ると、東京都が47人(約36%)、神奈川県が25人(約19%)の順となり、東京都と神奈川県で全体の約55%を占めています。

令和2年度冬山期間における山岳遭難発生状況

令和2年度冬山期間(令和2年12月~令和3年3月)中における山岳遭難発生状況は、発生25件、遭難者数25人(死亡1人、負傷13人、無事救助11人)でした。(内訳は下記の表を参照してください。)

山系別では、大菩薩・道志山系が9件9人と最も多く、態様別では滑落と道迷いが最も多く7件でした。

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
令和2年度 25件 25人 1人 13人 11人 0人
令和元年度 21件 21人 1人 13人 6人 1人
前年比 +4件 +4人 ±0人 ±0人 +5人 -1人

令和2年度秋山期間における山岳遭難発生状況

令和2年度秋山期間(令和2年9月~令和2年11月)中における山岳遭難発生状況は、発生57件、遭難者数75人(死亡5人、負傷22人、無事救助47人)でした。(内訳は下記の表を参照してください。)

山系別では、八ヶ岳・秩父山系が24件31人と最も多く、態様別では道迷いが最も多く19件でした。

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
令和2年度 57件 75人 5人 22人 47人 1人
令和元年度 54件 59人 4人 26人 29人 0人
前年比 +3件 +16人 +1人 -4人 +18人 +1人

令和2年度夏山期間における山岳遭難発生状況

令和2年度夏山期間(7月~8月)中における山岳遭難発生状況は、発生20件、遭難者数22人(死亡2人、負傷7人、無事救助12人、行方不明1人)でした。(内訳は下記の表を参照してください。)

山系別では、大菩薩・道志山系が9件10人と最も多く、態様別では、道迷いが最も多く6件でした。

 

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
令和2年度 20件 22人 2人 7人 12人 1人
令和元年度 48件 54人 15人 23人 16人 0人
前年比 -28件 -32人 -13人 -16人 -4人 +1人

令和2年度春山期間における山岳遭難発生状況

令和2年度春山期間(4月~6月)中における山岳遭難発生状況は、発生13件、遭難者数14人(死亡3人、負傷7人、無事救助4人)でした。(内訳は下記の表を参照してください。)

山系別では、八ヶ岳・秩父山系が5件5人と最も多く、態様別では、滑落が最も多く5件でした。

 

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
令和2年度 13件 14人 3人 7人 4人 0人
令和元年度 34件 38人 6人 20人 11人 1人
前年比 -21件 -24人 -3人 -13人 -7人 -1人

令和元年中の山岳遭難発生状況

令和元年中の山岳遭難発生状況は、発生件数165件、遭難者数185人(死亡30人、負傷83人、無事救助71人、行方不明1人)と統計が残る昭和40年以降、発生件数・遭難者ともに最多となりました。

(内訳は下記の表を参照してください。)

  発生件数 遭難者数 死亡 負傷 無事救助 行方不明
令和元年 165件 185人 30人 83人 71人 1人
平成30年 145件 175人 25人 67人 79人 4人
前年比 +20件 +10人 +5人 +16人 -8人 -3人

 

年齢別発生状況

年齢別にみると、60歳代が39人と最も多く、次いで70歳代が38人、50歳代が34人となりました。遭難者に対する40歳以上の中高年者は144人と約8割を占め、また、65歳以上の高齢者は64人となりました。

居住地別発生状況

居住地別では、東京都に在住する方が56人と最多でした。また、県外からの登山者が161人と約9割を占め、関東の在住者が116人となりました。

 山岳遭難ファイル(令和3年4月)

発生日

場所

態様

性別

年齢

負傷状況

概要

21日

水曜

秩父山系

(瑞牆山)

疲労

21歳

なし

登山中、疲労により行動不能となったことから救助要請。(静岡県防災ヘリが救助)

30日

金曜

南アルプス山系

(七面山)

その他

50歳

負傷

下山中、足を捻り歩行困難となり救助要請。(県防災ヘリ「あかふじ」が救助)

掲載されている発生状況は、山梨県で発生した全ての山岳遭難ではありません。

これまでに掲載したもの

令和3年

1月 2月 3月                  

令和2年

1月 2月 3月 4月なし 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平成31年

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平成30年

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平成29年

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平成28年

8月 9月 10月 11月 12月              

 

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