ページID:72606更新日:2016年5月13日
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アライグマ及びカニクイアライグマ(以下「アライグマ」という。)は、北~中南米大陸を原産とする食肉目アライグマ科の哺乳類であり、ペットなどとして日本に輸入され、飼われていたものが逃げたり、捨てられたりして野生化した。
平成8年度の県内最初のアライグマ捕獲を皮切りに、その後、出没が繰り返され、県内への定着の可能性が顕在化した。
こうした出没に対し、本県は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(平成14年法律第88号)」に基づき、被害を発生させた個体の捕獲を中心とした被害対策を講じてきたが、平成17年6月の「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号。以下「外来生物法」という。)」の施行を受け、学識経験者、市町村、農業団体などの代表者とともに、計画的かつ総合的に被害対策を進めるため、平成22年9月6日から平成28年3月31日までを期間とする防除実施計画(以下「前計画」という。)を策定した。
なお、前計画では、アライグマの生息状況等の要件により地域別目標を設定し対応してきたが、計画策定前には目撃情報が無く、生息していないと推定されていた地域(要注意地域)についても、多数のアライグマの捕獲があることから、その生息分布が拡大していることが判明した。
こうしたことを踏まえ、引き続き、アライグマの捕獲を進めることが必要と考え、平成33年3月31日までを計画期間とする第2期山梨県アライグマ防除実施計画を策定した。