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ページID:126757更新日:2026年8月19日
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県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しています。今年度第5回のものづくり教室は、青銅鏡作りと題して、方格規矩鏡作りを開催いたします。

青銅鏡作り(方角規矩鏡)の製作例
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方格規矩鏡(ほうかくきくきょう)は、中国の漢代(紀元前202年~紀元後220年)に作られた「漢鏡」の一種です。鏡の背面に、中央の鈕(ちゅう)を囲む方形の区画と、その周囲に配置された特徴的な文様をもつことから、この名で呼ばれています。
方格規矩鏡の大きな特徴は、「方格規矩文(ほうかくきくもん)」と呼ばれる文様です。中央の方形区画の外側にはT字形、その周辺にはL字形、さらに角に向かい合う位置にはV字形の文様が配置されており、その形状から欧米では「TLV鏡(TLVMirror)」とも呼ばれています。また、この文様は古代中国で親しまれた盤上遊戯「六博(りくはく)」の局盤(ゲーム盤)の構成とよく似ていることから、「博局文(はっきょくもん)」とも呼ばれています。
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しかし、その意味は単なる遊戯の図案にとどまりません。当時の中国では「天円地方(てんえんちほう)」という思想があり、丸い鏡は「天」を、中央の方格は「地」を表すと考えられていました。鏡の背面に表された文様には、人々が思い描いた天地の構造や神々の住む世界が象徴的に表現されているのです。時代が進むにつれて文様はより複雑になり、前漢後期から後漢時代には、青龍・白虎・朱雀・玄武の四神や神獣、神仙などが描かれた華やかな方格規矩鏡が作られるようになりました。これらは当時の宇宙観や信仰を映し出す資料としても高く評価されています。
方格規矩鏡は山梨県内の遺跡からの出土例は確認されていませんが、甲府市の酒折宮には1面(方格規矩四神鏡)が伝来しており、古代甲斐と大陸文化との関わりを考える上でも興味深い存在です。
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今回のものづくり教室では、青銅鏡の歴史や製作方法について学びながら、方格規矩鏡をモデルとした青銅鏡作りを体験していただきます。なお、青銅鏡作りは鋳込み後の研磨・仕上げ作業を中心に行います。鋳型作りや金属の鋳込み工程については、職員による実演をご見学いただきますので、あらかじめご了承ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。

令和8年9月19日(土曜日)、予備日:9月20日(日曜日)
午前9時~午後4時30分(お昼休みを含みます)
9月19日に作品が完成しなかった場合は、9月20日に仕上げの作業をしていただくことも可能です。
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
すべての開催日に参加可能な16歳以上の方・8名
20,000円
教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。
汚れてもよいタオル、作品を持ち帰るための資材(鏡を入れる箱など)
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。また、お昼休みを含みますので、必要に応じて昼食をご用意ください。
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。
令和8年8月19日(水曜日)~9月2日(水曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は9月9日(水曜日)までに、当選者への連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申し込みが定員に満たなかった場合は先着順にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日、9月12日(土曜日)~18日(金曜日)
9月12日~18日の間は第43回特別展「中部高地に芽生えた水煙文土器とその周辺」(会期:9月19日~11月23日)の展示準備等により臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
ものづくり教室のお申し込み・お問い合わせは、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)にて承ります。