トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > ものづくり教室・少人数向け体験 > ものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」 > チャレンジ博物館第5回「弥生時代の矢じりのペンダントづくりにチャレンジ」
ページID:120673更新日:2025年7月23日
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県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しております。
矢じりペンダントの制作例
今年度第5回のものづくり教室は弥生時代の矢じりのペンダントづくりにチャレンジします。
矢じり(やじり、または鏃<ぞく>)は矢の先に付ける尖った道具です。日本では、弓矢が狩猟に使われるようになった縄文時代から、たくさん作られるようになりました。矢じりの材料には、動物の骨や角、そして後の時代には金属なども使われましたが、石材で作られた矢じり(石鏃<せきぞく>)もあります。
石の矢じりには、石材を打ち欠いて作る「打製石器(だせいせっき)」の矢じりと、それをすり合わせてなめらかにした「磨製石器(ませいせっき)」の矢じりがあります。
打製石器も磨製石器も、縄文時代や弥生時代に使われていました。縄文時代の矢じりは、主に狩りに使われたため、小さくて薄いのが特徴です(矢が軽くて速く飛び、遠くまで届く=命中しやすい)。一方、弥生時代になると、戦いにも使われるようになり、矢じりは大きくて厚くなる(矢が重くて深く刺さる=強い力を持つ)という違いがあります。
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山梨県では、甲斐市の金の尾(かねのお)遺跡、笛吹市の身洗沢(みあらいざわ)遺跡、甲府市の東山北遺跡などから、弥生時代の磨製石鏃(ませいせきぞく)が出土しています。
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今回のものづくり教室では、古代の石器(矢じり)について学びながら、山梨県で見つかった本物の矢じりをモデルにして、弥生時代の矢じり作りを体験していただきます。
なお、安全のため、矢じりの先や縁が鋭利にならないよう加工します。また、実際の矢として仕上げず、矢じりに穴を開けて紐を通し、ペンダントにしてお持ち帰りいただきます。あらかじめご了承ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
令和7年8月24日(日曜日)
9時30分~12時30分
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
小・中学生の子ども16名とその保護者
小学5年生以下の方は保護者の同伴が必要です。
無料
汚れをぬぐうタオル
活動しやすく汚れてもよい服装(エプロン等着用)でご参加ください。
新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症対策として、マスクの着用を推奨いたします。
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。
令和7年7月24日(木曜日)~8月6日(水曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は令和7年8月9日(土曜日)までに当選者への通知を持って代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申し込みが定員に満たなかった場合、抽選にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日(8月11日は開館)
ものづくり教室の詳細は考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。