ページID:120442更新日:2025年4月23日

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原始古代の技に学ぶ第2回「巫女形埴輪作り」

県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。

今年度第2回のものづくり教室は春季企画展「帆立貝古墳のミステリー─三珠大塚古墳と甲府盆地の5世紀─」の関連イベントとして、巫女形埴輪作りを開催いたします。

画像:巫女形埴輪の製作例
巫女形埴輪の作成例
画像を拡大(JPG:865KB)

埴輪(はにわ)は古墳時代特有の焼き物で、古墳の周りに並べて置かれていたと考えられています。

埴輪と聞くと人物や動物などを表現したものを思い浮かべる人が多いかと思いますが、これらは形象埴輪(けいしょうはにわ)と呼ばれる種類の埴輪です。山梨県では形象埴輪はほとんど見つかっていませんが、形象埴輪よりも古い歴史を持つ円筒埴輪(えんとうはにわ)と呼ばれる種類の埴輪が出土しています。

円筒埴輪と形象埴輪の例

画像:甲斐銚子塚古墳出土・埴輪
埴輪
甲斐銚子塚古墳(甲府市)出土
山梨県指定文化財・当館蔵

画像:上芝古墳出土・埴輪
埴輪を捧げる女子
上芝古墳(群馬県高崎市)出土
東京国立博物館所蔵
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp)

今回のものづくり教室では県内外の埴輪について学習するとともに、春季企画展のテーマである三珠大塚古墳(市川三郷町)から出土した形象埴輪の一部(人物の手の部分)を参考に、巫女形埴輪をイメージして埴輪作りを体験していただきます。他県から出土した巫女形埴輪を観察すると、勾玉や小玉の首飾り、腕輪、腰につけた鈴や帯を使って、美しく着飾っていたことがわかります。三珠大塚古墳からは六鈴鏡が出土していますので、出土した人物形の埴輪も、六鈴鏡を身につけていたかもしれません。

皆様のご参加をお待ちしております。

ものづくり教室のご案内

画像:原始古代の技に学ぶ第2回のご案内

開催日時

令和7年5月24日(土曜日)

午前9時30分~午後3時(お昼休みを含みます)

会場

風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)

会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)

対象・定員

16歳以上の方・6名

参加費

400円

教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。

持ち物・服装

昼食

活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。

お申し込み方法

参加には事前にお申し込みが必要です。

風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。

令和7年4月24日(木曜日)よりお申し込みを承ります。

お申し込みが定員に達し次第、募集を締め切ります。

お申し込み後、キャンセルまたはご欠席される場合は、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

お申し込み・お問い合わせ

風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)

電話:055-266-5286FAX:055-266-5287

受付時間:午前8時30分~午後5時

休館日:毎週月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水曜日)

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部考古博物館 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3881   ファクス番号:055(266)3882

ものづくり教室の詳細は考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。

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