トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > ものづくり教室・少人数向け体験 > ものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」 > チャレンジ博物館第6回「江戸時代の藍染めにチャレンジ」
ページID:120676更新日:2025年8月13日
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県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しています。
今年度第6回のものづくり教室は江戸時代の藍染めにチャレンジします。
藍染めの制作例(ハンカチ・手ぬぐい)
藍染めは、日本では主に「蓼藍(たであい)」という植物を染料として使う染め物で、7世紀頃に中国大陸から蓼藍の栽培方法とともに伝わったとされています。藍色は、平安時代までは宮廷や貴族など身分の高い人々が身に着ける高貴な色でしたが、鎌倉時代には藍染めの一種である「褐色(かちいろ)」が「勝ち」に通じることから、縁起の良い色として武士に好まれるようになりました。
褐色(かっしょく、かちいろ)とは、黒に近いほど濃く染められた藍染めのことで、藍は染めを重ねるほど色が濃くなり、その濃さによって呼び方も変わっていきます。
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藍から抽出した染料(染液)
染めるときは、布を染料に浸して色をつけていきます。
繰り返し染めることで、色の濃淡が変化していくのが特徴です。
藍染めはさまざまな布地によく染まり、江戸時代には、同じ時期に広まった木綿布との相性の良さから、庶民の衣類や雑貨にも広く使われるようになりました。町のあちこちを彩った藍染の青は「ジャパンブルー」と呼ばれ、日本を象徴する色として、今でも親しまれています。
藍染め体験の様子
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今回のものづくり教室では、江戸時代の山梨の暮らしや藍染めの歴史について学びながら、「絞り染め」による藍染めを体験していただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
染め物に模様をつける技法のひとつで、布の一部を縛ったり折ったり縫い止めたりして、染料が染み込まない部分を作ることで模様を表現します。今回のものづくり教室では、輪ゴムやビー玉、割りばしなどの道具を使って絞り染めの技法を体験していただきます。染め上がりがどんな模様になるかを想像しながら、楽しくチャレンジしてみましょう!
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令和7年9月14日(日曜日)
9時30分~12時30分
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
小・中学生の子どもとその保護者・16組
無料
エプロン、汚れをぬぐうタオル、防水性のビニル手袋
活動しやすく汚れてもよい服装(エプロン等着用)でご参加ください。
新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症対策として、マスクの着用を推奨いたします。
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。
令和7年8月14日(木曜日)~27日(水曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は令和7年9月3日(水曜日)までに当選者への通知を持って代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申し込みが定員に満たなかった場合、抽選にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日
ものづくり教室の詳細は考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。