トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > ものづくり教室・少人数向け体験 > ものづくり教室「チャレンジ博物館」 > チャレンジ博物館第11回「縄文時代のかごづくりにチャレンジ」
ページID:118300更新日:2025年1月13日
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県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しております。
今年度第11回のものづくり教室は、縄文時代のかごづくりにチャレンジします。
縄文のかごの制作例
縄文時代の人々は植物の蔓(つる)や茎(くき)などの繊維(せんい)を編んで、網や敷物などの様々な日用品を作っていました。山梨県内の遺跡からは底に編み物の痕が遺る縄文土器が出土していますが、かごや袋といった編み物そのものは発見されていません。一方、山梨県外では青森県の特別史跡・三内丸山(さんないまるやま)遺跡から出土した「縄文ポシェット」と呼ばれる袋状のかごや、福島県の鷺内(さぎうち)遺跡から出土したかご・ざる類などが知られています。特に鷺内遺跡のかごは、中に粒選りのオニグルミが大量に詰まった状態で発見されており、大きな注目を集めています。
縄文土器の底部圧痕(ていぶあっこん)の一例
山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第139集「大月遺跡」より
土器の底部には、土器作りの際に敷かれていたものの模様が付着することがあります。このような痕跡は底部圧痕(ていぶあっこん)といわれ、当時を知る間接的な資料として研究されています。大月遺跡(山梨県大月市)から出土した縄文土器には編み物や木の葉の底部圧痕があり、当時の人々が土器作りに編み物を用いていた様子をうかがうことができます。
縄文のかごづくりの様子
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今回のものづくり教室では、三内丸山遺跡から出土した縄文ポシェットを参考に、網代(あじろ)編みの編み方で縄文時代のかごづくりを体験していただきます。(かごの材料は加工しやすい紙バンドを使用します)
皆様の参加お申し込みをお待ちしております。
令和7年2月16日(日曜日)
午前の部:9時30分~12時
午後の部:1時30分~4時
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
小・中学生の子どもとその保護者
午前の部・午後の部ともに、小・中学生の子どもとその保護者・8組(合計16組)
定規(30cm程度のもの)、セロハンテープ
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。
新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症対策としてマスクの着用を推奨いたします。
無料
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。
令和7年1月21日(火曜日)~31日(金曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みの際に参加ご希望の時間帯(午前の部または午後の部)をお伝えください。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は2月7日(金曜日)までに当選者へのご連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申し込みが定員に満たなかった場合、先着順にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日(2月10日は開館)、2月12日(水曜日)
ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)へお問い合わせください。