トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > ものづくり教室・少人数向け体験 > ものづくり教室「チャレンジ博物館」 > 原始古代の技に学ぶ第6回「パプア風顔面装飾土器作り」
ページID:120726更新日:2025年9月26日
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県立考古博物館では、月に1回程度、16歳以上の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しています。今年度第6回目となる今回は、特別展「PAPUA×JOMON 縄文文化の謎を考える─パプアニューギニアの民族誌─」の関連イベントとして、パプア風顔面装飾土器作りを行います。
パプア風顔面装飾土器の制作例
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パプアニューギニアでは、仮面土器が祖霊との交信や儀礼に用いられ、精霊の姿を可視化する神聖な造形物として位置づけられています。顔の形や装飾には、氏族のトーテムや精霊の象徴が込められ、土器は単なる容器ではなく、精神世界とつながる「祈りのかたち」として存在しています。
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パプアニューギニアの儀礼用仮面土器
(イーストセピック州・セピック川上流域・クウォマ族、早稲田大学蔵)
一方、縄文時代の顔面装飾土器も、呪術的・象徴的な意味を持つ造形として作られていました。特に海道前C遺跡などから出土した土器には、目・鼻・口などの顔の要素が立体的に表現されており、縄文人の精神性や自然観が反映されています。
海道前C遺跡(北杜市)出土・人面装飾付土器
山梨県指定文化財・当館蔵
今回の教室では、両文化に共通する「顔」の造形を手がかりに、土器の基本的な成形技術を学びながら、「香炉形のパプア風顔面装飾土器」の制作を体験していただきます。造形を通して、異文化の精神性や縄文人の祈りのかたちに触れてみましょう。
なお、作品は数週間乾燥させた後、職員が焼成して完成品となります。完成品の引き渡しは12月以降を予定しています。あらかじめご了承ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
令和7年10月25日(土曜日)
午前9時30分~午後3時(昼休みを含む)
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
16歳以上の方・6名
900円
教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。
20cm程度の定規、大きめのビニール袋(成形中の土器の乾燥防止に使用します)、汚れてもよいタオル
お昼休みを含みますので、必要に応じて昼食をご用意ください。
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。
新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症対策として、マスクの着用を推奨いたします。
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。
令和7年9月27日(土曜日)~10月11日(土曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は10月18日(土曜日)までに、当選者への連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。
お申し込み後、キャンセルまたは欠席される場合はお早めにご連絡くださいますようお願いいたします。
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日(10月13日は開館)
ものづくり教室の詳細は考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。