ページID:1103更新日:2020年2月13日
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薬物乱用とは、社会のルールからはずれた方法で薬物を使用することを言います。
たとえば・・・
薬物を乱用し、使い続けるとその薬物に対する依存が形成されます。薬物乱用で問題となる薬物は一度の使用で止めることができず、依存が形成されます。薬物依存に陥ると、使用頻度、使用量が多くなっていきます。使用が長期間及ぶと慢性中毒といって、薬物に固有の中毒症状を呈します。例えば、覚せい剤は「覚せい剤精神病」と呼ばれる精神症状(幻覚・妄想・幻聴など)を引き起こします。大麻は「無動機症候群」といって何もやる気が起きなくなってしまいます。
慢性中毒は病院での治療によって回復可能な場合もありますが、薬物依存を現代医学で治療することはできません。依存が治らないと薬物を使い続けてしまうので、再び慢性中毒に至ってしまいます。こうなると、薬物乱用前の健全な社会的生活を営むことができなくなってしまいます。
薬物乱用をすると
薬物乱用は、本人の体を蝕むだけでなく、、薬物依存にもとづく薬物欲しさ(薬物を買うための金銭欲しさ)のために、他の犯罪を犯す可能性があります。
また、社会的な生活ができなくなる(働くことができないなど)ことは、社会全体からみると大きな損失です。
このため、薬物乱用は法律で厳しく規制されているのです。
山梨県では、薬物に関する相談窓口を設置しています。本人以外からの相談も可能です。また、秘密は厳守しますし、匿名での相談も可能です。
学校や地域の皆さんに、薬物乱用に対する理解を深めて頂くために、出前(出張)講座を行っています。
学校、事業所、地域団体などで希望される方は、お近くの保健所へ問い合わせください。