衛生害虫(ネズミ・ダニ等)
衛生害虫(ネズミやダニ等)による被害を防止し、安全で快適な生活を送るため、適切な予防措置を講ずるとともに、発生した場合は早期に駆除を行う必要があります。保健所では、ダニなどの衛生害虫の種類や駆除方法の相談を受けています。
なお、保健所では駆除作業は行っていません。駆除作業は、タウンページ(職業別電話帳)の「消毒業」の業者に依頼するか、山梨県ペストコントロール協会(電話055-227-8816)にお問い合わせください。
ネズミの対策
ネズミの生息しにくい環境づくりに努め、見かけた場合は早めに対策を講じて下さい。
ネズミの生息しにくい環境づくり
ネズミは自分の頭ほどの穴があれば通り抜けてしまいますので、通路となるような壁などの穴を塞ぎ、排水口や通気口などは、入り込めないように金網で塞ぐようにしてください。特に、台所の見えないところにある壁の隙間や浴室などの排水口に付けられている「め皿」に注意して下さい。
- 食品やペットの餌は密閉容器や戸棚に入れて保管する。
- 生ゴミはふた付きの容器に入れるようにする。
ネズミの駆除方法
- 出没する場所や壁際の物陰に、粘着シートや捕そ器(カゴ、パチンコ)を設置する。
<注意!>
死骸はイエダニなどの発生原因になるので、速やかに処理し、その周辺にダニ用殺虫剤を散布する。
- 殺そ剤をネズミが出入りしそうな場所や通路の物陰に置く。
<注意!>
薬剤を子供やペットが誤って食べないように、配置方法や保管に十分な配慮を行う。
室内のダニ対策
生息数の多少はありますが、ダニは室内に必ず住みついております。
ダニは次のような環境に生息しやすいので、床を掃除したり生息場所の除湿を行い、室内にダニが生息しにくい環境づくりに努めて下さい。
生息環境
- 温度:25~30℃前後
- 湿度:60%以上
- エサ:人のフケ、アカ、カビ、食べこぼし等
- 場所:湿気を適度に含む畳、布団、カーペット等
- A ダニのエサや、喘息の原因となるダニやその糞、抜け殻、破片などを取り除くため、居間や寝室などの床は、掃除機を使いこまめに掃除する。
なお、掃除機に長いホースを付けて本体を屋外に置くと、排気が屋外にでますのでより衛生的です。
- B 天気のよい日は布団を干すとともに、部屋の風通しをよくして、畳など室内の湿気を取り除く。
なお、ダニは50℃、10分以上で死滅するので、黒い布やビニール等で布団を覆って干すとより効果的です。
<注意!>
布団を干してたたいた後は、表面に浮き出たダニの死骸等を除去するため、掃除機で吸引するようにする。
- C ダニで困っている家庭は、カーペットの使用を控えるようにする。特に、畳の上にカーペットを敷くと通風が悪くなり湿りがちになります。畳床の湿度が15%以上になるとダニやカビが発生しやすくなります。
- D 年1回は畳をあげて大掃除を行うようにする。
- E 屋根裏や戸袋などに鳥の巣がある場合、雛の巣立ち後はダニの被害が多くなりますので、巣に雛がいないことを確認したら、巣を取り除いて処分して下さい。
生活害虫の対策
主な生活害虫として、ゴキブリ、ノミ、蚊、その他ハエやアタマジラミなどがおりますが、これら生活害虫が生息しにくい環境をつくるとともに、発生した場合は適切に処理して下さい。
生活害虫の生息しにくい環境づくり
ゴキブリ
- エサとなる生ゴミは、ふた付き容器やビニル袋に入れ密閉する。
- 食品類は容器に入れて保管する。
- ガスレンジの裏側、調理台の引き出し、ゴミ容器、排水トラップ等は、定期的に清掃する。
ノミ
- 野良猫などが床下等に住みつかいないように注意する。
蚊
- ボウフラを発生させないため、側溝の流れをよくし、雨水が溜まるような場所や容器等を除去する。
- 蚊の隠れ家となる草むら、やぶなどは、刈り払って風通しをよくする。
生活害虫の防除方法
ゴキブリ
- 壁際や物陰等に、毒エサや粘着トラップなどを設置し、定期的に駆除する。
- ゴキブリの通り道になる壁や家具の隙間等に、ゴキブリ用殺虫剤を塗布する。
ノミ
- 畳の表面や敷き合わせの部分、また部屋の隅などを、掃除機で丁寧に掃除する。
- カーペットを上げて掃除する。
- 猫などのペットは、体をよく洗ってノミを駆除する。
蚊
- 網戸を取り付け、室内への蚊の侵入を防止する。
リンク
山梨県衛生環境研究所の「衛生害虫」のページ
問い合わせ先
保健所の管轄区域及び問い合わせ先一覧
山梨県衛生環境研究所 甲府市富士見1-7-31 電話055-253-6721