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ページID:21858更新日:2017年5月18日

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遺跡トピックスNo.0174美通(みとおし)遺跡(都留市)

 

都留市の遺跡

  • 0026四ノ側遺跡-平安時代住居-
  • 0070玉川金山遺跡-奈良時代甕-
  • 0080玉川金山遺跡-土坑墓-
  • 0090玉川金山遺跡-炉穴-
  • 0093玉川金山遺跡-鉄鏃-
  • 0099玉川金山遺跡-地下式坑-
  • 0118玉川金山遺跡-集石-
  • 0182玉川金山遺跡-台石-
  • 0082中溝遺跡-耳飾り-
  • 0104天正寺遺跡-弥生土器-
  • 0128天正寺遺跡-様々な弥生土器-
  • 0153中谷遺跡-柄鏡形敷石住居跡-
  • 0190中谷遺跡-三角とう形土製品-
  • 0258中谷遺跡-注口土器と蓋-
  • 0263中谷遺跡-集石土坑-
  • 0167美通遺跡-敷石住居跡-
  • 0174美通遺跡-猿橋溶岩と集石土坑-
  • 0201美通遺跡-発掘調査速報-
  • 0204美通遺跡-発掘調査速報2-
  • 0206美通遺跡-発掘調査速報3-
  • 0220美通遺跡-発掘調査速報4-
  • 0281美通遺跡-イノシシ形装飾付浅鉢-
  • 0289美通遺跡-D区発掘調査速報-
  • 0300美通遺跡-D区発掘調査速報2・玦状耳飾り-
  • 0175九鬼2.遺跡-埋納された装飾土器-
  • 0305九鬼2.遺跡-蔵骨器-
  • 0298三ノ側遺跡-皇朝十二銭・発掘調査速報1-
  • 0303三ノ側遺跡-須恵器・発掘調査速報2-
  • 320三ノ側遺跡-竪穴住居跡のカマド・発掘調査速報3-
  • 0326三ノ側遺跡-掘立柱建物-
  • 0349三ノ側遺跡-羽口-
  • 0372牛石遺跡-縄文時代のストーンサークル-
  • 0400谷村城-歴史と変遷-
  • 0413谷村城-発掘調査速報-

猿橋溶岩(さるはしようがん)と集石土坑

都留市井倉の美通遺跡は、2008年10月から2009年1月にかけて、発掘調査が行われました。縄文時代早期から中期(今から約7,000年前から4,000年前)までを中心とした遺構・遺物が発見されています。中でも眼を引くのは、富士山から流れてきた溶岩です。
猿橋溶岩と呼ばれ、南西から北東に45km以上流れています。猿橋溶岩が流れたのは、今から約8,000年前といわれています。

美通遺跡_猿橋溶岩

(写真)猿橋溶岩

美通遺跡_縄状溶岩

(写真)縄状(なわじょう)溶岩により、画面右から左に溶岩が流れたことがわかります。

多彩な集石土坑(1)

美通遺跡の発掘調査では、7基の集石土坑が発見されました。

1号集石土坑は、穴の中に石がすきまなく詰められていました。

美通遺跡_1号集石土坑_作業中美通遺跡_1号集石土坑_上から

(写真)左:1号集石土坑発見右:上から見た1号集石土坑

美通遺跡_1号集石土坑_断面(写真)横から見た1号集石土坑の断面

多彩な集石土坑(2)

3号集石土坑は、1号集石土坑と同じに、穴の中に石が詰められていましたが、下の方には、比較的小さめの石が詰められており、さらにその下には、溶岩片や大きめの平たい石が敷かれたようになっていました。

美通遺跡_3号集石土坑_下部美通遺跡_3号集石土坑_上部

(写真)左:3号集石土坑上部右:3号集石土坑下部

多彩な集石土坑(3)

6号集石土坑は、発見された状態は1・3号集石土坑と似ていますが、底に大きめの平らな石が巡るように敷かれています。

美通遺跡_6号集石土坑_上部美通遺跡_6号集石土坑_下部

(写真)左:上から見た6号集石土坑右:6号集石土坑の下部

1・3・6号集石土坑は、川原石が主体となっていますが、このほかに溶岩片を主体としたものや、底に豆粒くらいの小さい丸石が敷かれたようになっているものなどがあります。

今後の整理作業で、これらの集石土坑の秘密を解き明かしていければと思います。

 

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