ページID:70940更新日:2020年5月21日
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甲府城研究室(埋蔵文化財センター)_甲府城内探検
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石切場(自由広場内)
石垣の石を切り出した場所です。写真は、鍛冶曲輪広場の北側の坂にある石切場です。この場所以外にも、本丸などに石切場があったことが発掘調査で確認されました。
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矢穴(城内各所)
大きな石材を割るために開けた四角い穴です。ノミと玄翁を使用して穴をあけます。
矢穴の大きさは時代によって大きさが違いますので、石垣の積み方と見比べてください。
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線刻画
石垣石材の表面に、細く引っかいたような線で、鳥や魚、×印などが描かれている石が見つかっています。陰陽道の呪述的なものと考えられています。
写真の石には、魚が描かれています。
稲荷櫓台周辺の石垣を観察すると、いくつか見つけることができます。
傷つきやすいので、触れずに見てください
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古い石垣(稲荷曲輪)
腰石垣を改修中に、石垣内部より、古い石垣が発見されました。甲府城築城かその直後に、石垣が積み直されていたことがわかりました。この石垣には、線刻画も見つかっています。
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暗渠〔あんきょ〕(堀・本丸)
城内にたまった雨水などを石垣の外へ排出するために、石垣の中にもうけられたもので、抜け穴ではありません。本丸の腰石垣にある暗渠は、内側からも、本丸の外側からも、見ることができます。
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継(つ)ぎ足した石垣
石垣中央に、石垣の継ぎ目があります。当初築いた石垣の脇に、石垣をさらに継ぎ足した場所です。甲府城跡では、こうした継ぎ目が鍛冶曲輪(写真)と二の丸の二ヶ所でみられます。
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井戸(稲荷曲輪)
史跡内では、7基の井戸が発掘調査でみつかっています。写真は、稲荷曲輪の番所跡付近でみつかった井戸で、深さは6mもありました。
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煙硝蔵(稲荷曲輪)
火薬あるいは、その原料を保管した施設(火薬庫)で、当時の地表面から2mほど掘り下げた高さに石敷きの床がみつかりました。
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水溜(みずだめ)
石切場の北側で、鍛冶曲輪から稲荷曲輪門に行く途中にあります。
発掘調査で見つかったもので、絵図にも描かれていません。
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鉄門跡(くろがねもんあと)
穴のあいた大きな平たい石がいくつも発掘されました。鉄門の礎石です。
穴は、門を支える柱を固定するためにくぼんでいるのがわかります。穴の大きさやその間隔から、ここに大きな門があったことがわかりました。
2013(平成25)年に、廃城から約140余年の時を経て、鉄門は復元整備されました。
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