更新日:2020年8月20日

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旧利根川堤防遺跡の発掘調査が終了しました

令和2年8月19日

リニア中央新幹線建設工事にともない、富士川町利根川公園内の町民体育館跡地で発掘調査を5月下旬から7月中旬に行いました。

今回の発掘で発見されたのはかつて町内を流れていた旧利根川の堤防跡です。

上空からの様子

航空写真(東より)旧利根川が左側に流れる。

利根川って?

利根川は櫛形山を水源に平林、舂米、小林、長沢を東西に貫く河川です。

下流域では天井川になっており、長沢地区では、かつてのボロ電や国道52号は河床の下を通っていました。流域では過去たびたび氾濫していました。

戦後の洪水対策により、現在では戸川に水を分流させるための新利根川が造成されており、舂米地区にある越流堤以東は、水の流れがほとんどない状態になっています。名称も旧利根川に変更されました。

現在の旧利根川 越流堤
現在の旧利根川。舂米付近。護岸されているが、上部は、護岸以前の堤防の様子が見て取れます。 越流堤近辺。右側が新利根川。大雨の時は、一段低くなった手前の堤防を越えて左側の旧利根川に分水されます。

発見された堤防

堤防の石積みの最上部は、地表下約10~20cmで発見されました。造成で崩されてしまっており、残っていた石積みの高さは約1.5mです。川表から川裏までの厚さは約10mでした。根石の上に葺石を積み上げ、堤防裏側は裏栗石と盛り土で構成されていました。断面を見ると、人工的に盛った砂礫層の上に堤防が造られているようです。

堤防正面 調査風景
調査によって見つかった石積み。正面から 発掘調査の様子
堤防断面

堤防裏に積み込まれた裏栗石

堤防の断面 堤防裏側に詰みこまれた裏栗石

堤防はどうやって造られたのか?

堤防で利用されていた石材は、利根川水系のもののようです。今後、堤防の成り立ちを考えていく上で、とても大事なヒントになるのではないでしょうか?

堤防に使われていた石材 利根川から採取した石材
堤防に使われていた石材 利根川上流で採取した石材

 

今回発見された旧利根川の堤防は、この地域における水との戦いの歴史を物語る物証です。調査の成果は、今後刊行される報告書で明らかにしていきます。

 

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山梨県観光文化部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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